「釣れない君の日記・第四話」、そして撃沈は続くの巻きだっちゃ!

私は鮎シーズンは半袖半ズボンで過ごすのですが、この週末はいよいよ長ズボンを履きたいと感じるような陽気になってきました。ちょうどこれくらいの頃に、例年富士山に初冠雪が見られるようになります。

そして今年も同じように、この週末冠雪が見られました。今年の初冠雪は非常に早く9月12日に観測されましたが、全て融けてしまったのでこの週末が初冠雪みたいなものです。これはいよいよ狩野川の鮎釣りも最終コーナーを回ったことを意味します。
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さて狩野川に訪れたことがある人はお気づきになったと思いますが、ともかくオトリ店の数が多い。狩野川漁協のHPで紹介されているオトリ店は、今年でもまだ40店もあります。支流の大見川にある4店を除いても、本流だけで36店。これだけの数が友釣りが可能な流程17~18㌔の両岸に点在するわけですから、オトリ店の密度は間違いなく日本一でしょう。

店主が高齢化して常に店を開けていなかったり、今年のように不漁だとオトリを置いていない店舗もありますが、それでもどこでオトリを買うか悩むくらいあります。私が狩野川をホームグランドにした頃は、狩野川で鮎釣りをしていると言うと、必ずどこのオトリ店を利用しているのか聞かれました。

これだけオトリ店があるのは、伊豆の狭い土地柄に起因しています。狩野川は上~中流域には車が入れる河川敷がほとんどないため、駐車するためにはそこに併設するオトリ店を利用しなければなりません。したがってポイント名とオトリ店名はセットみないたものになっています。
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これだけオトリ店があると、もちろん本業として食べてはいけません。ご主人が出社前や本業の合間に店番して、その他の時間は奥さんが対応するパターン。また奥さんのアルバイトであったり、現役を引退して年金で趣味と健康を兼ねた方など多様です。

世話好きの人になると、「〇〇オトリ店に紹介しておくから尋ねてみて」という感じになります。そこで私も通い始めて10年くらいは、色々なオトリ店を利用しました。オトリの回転勝負で当時から1尾500円だったり、店主の人柄や釣りの腕前で流行っていたりとまちまち。最近利用しているオトリ店は、そんな中の一つ。紹介してくれた御仁は、すでに鬼籍に入られました。

当時は有名なオトリ店には、常に竿頭となる看板釣り師がいました。当時はこの看板釣り師の釣果を超えることを目標に、武者修行していたのが懐かしいです。この時代はまさに「狩野川を征するものは全国を征す」という言葉が残っており、全国区で活躍する人も沢山訪れていました。そんな方々の釣果を意識できる環境にいたことが、まさに「井の中の蛙」にならないで努力を続ける原動力になっていると思います。
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そしてこの時代に一番学んだのは、やはり川見です。一見してこの場所は良い悪いくらいは、3年も鮎釣りをすればわかるようになります。しかし私が一番重要だと思っているのは時間帯と季節、陽気による微妙な補正と、ポイントによるサイズの違いを見極めることだと思っています。

この武者修行の時代は、数はやはり全国区のトーナメンター。しかしその日の最大を釣ってくるのは、だいたい決まったオトリ店の常連でした。そしてこの両方を一人で達成できないものかと考えたのが、まさに私の合言葉になっている「型も数も竿頭」ということなのです。

そして地元名手のポイント選びから学んだことは、大鮎が付く場所は決まっているということ。それはマクロ的には、その上下にある瀬やトロ場の状態。砂が巻く場所はどんなに良いポイントでも、大きい鮎は付きません。そしてミクロ的には底石の大きさと石組、水深、流速、日照時間となります。これらが揃っているところが鮎にとって一番の餌場になるわけです。
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これらの要素が全て揃っている場所は、狩野川ではマイナーポイントにはありません。やはりメジャーポイントになる理由は、それらが揃っているからに他ならないのです。私のブログを見て頂ければわかるとおり、マイナーポイントでもある程度型を揃えることはできます。でも今年のように尺鮎を狙おうとなると、やはりメジャーポイントの限られた場所に入らないと可能性が低い。

マイナーポイントでも毎日竿を出せば、この時期大鮎は徐々に下っているので可能性はあるし釣れているのも事実。しかし週末限定となると、少しでも大鮎が止まる時間が長い場所で竿を出さなければなりません。ということで私は混雑がとても苦手ですが、意を決して土曜に超メジャーポイントの目星を付けた3畳くらいのスペースを狙いに行きました。
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久々の超メジャーポイントは、尺鮎狙いの人で殺気立っています。この周辺では私が2番目の入川でしたが、まもなく前後竿1本分くらいで並びます。すぐシモの人は後から入ってきた人ですが、迷惑を掛けないよう鮎をどこに誘導して抜くか頭の中でシュミレーションします。この状況を予想していたので、竿は無理が利く「SLⅢ」を選択したのは正解でした。

仕掛けは九頭竜の初期に使う0.15メタルに付糸フロロ0.8号。オトリが大きいと中ハリスやハリスのトラブルが起こるので、こちらは少し太めのセッティングにします。ハリは8.5号の4本錨。私はどんな大きなハリでも3本錨は使いません。これは選択肢が多くなるとハリスのバランスや水中の吹かれ具合について、自分の感覚が曖昧になるからです。

少しシモの人がポツポツ掛けていますが、思ったよりも小さい。私にも小型が続きますが、自分のポイントを見る目を信じて集中します。回りの人は昼になっても微動だにせず、ポケットからカロリーメイトなどを出して食べています。カミの人がウエダーなので用足しに岸に戻ると、すぐにその場所を取られてしまいました。これでは食事はもとより、小便にも行けませんがなぁ。emoticon-0107-sweating.gif
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それにしても、お互いをけん制する視線が怖い・・・。こんど「TALEX」を作るときは「ミラーコート」。これでも私は迫力不足なので、金のぶっといネックレスにブレスレッド、印鑑みたいな指輪(リングと呼ぶのは相応しくないやつ)も用意しなければなるまい、って感じです・・・。emoticon-0103-cool.gif

夕方の16時まで竿を出して、本当に10㍍くらいの間隔しか動けませんでした。やはり「うー」が「へ~」がこんな狭い範囲で頑張っても、釣れない君から脱出できるはずもなく・・・。この日の釣果は11尾。残念ながら目標とする「型も数も竿頭」の両方を達成できません。これで初日の撃沈が確定!emoticon-0106-crying.gif
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前日は最悪の場合は脱がないで用を足せるようタイツを履きましたが、日曜は曇りなのでウエーダーを履きます。motoさんやDさんが前日から入っている場所を目指しますが、ここもやっぱりメジャーポイントの端っこ。前泊の人も多く、入るスペースがありません。そこでまた、超マイナーポイントに移動します。

こんな場所で大鮎を連発できると気持ちがよいのですが、天然遡上がほとんどいない今年の狩野川は、そんなうまい話はありません。この日はカミからシモに吹く南風でしたが、カッパを着ても風が冷たい。手を濡らすと悴む季節になりました。
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2時間以上当たりはありませんでしたが、きれいなオスが掛かって何とか〇ーズを免れます。しかしその後は続かず。根掛かり覚悟でキワぎりぎりを狙うと、目印がカミに大きく飛びます。これがこの日の最大。このサイズが続くとおもしろいのですが、そこはやはり超マイナーポイント。もはやこのサイズが付くポイントがありませんがなぁ。emoticon-0125-mmm.gif

今まで地元の常連しかいなかったような場所に、県外ナンバーの釣り人が見られるようになりました。おそらくメジャーポイントに通っても、釣果を得られるは腕があり、かつ狭い範囲に入った極一部の人なので、その事情を理解された方々が分散する傾向にあるのでしょう。

この週末の狩野川は、大仁橋よりカミは垢腐れが目立つようになりました。私が土曜に釣った場所は、ハミ跡も散見されるくらいのレベルです。夕方、群れ鮎のナブラを見ましたが、少しカミにいた友人も同じような現象を見たとのこと。8寸クラスのナブラは水面にできるさざ波も迫力がありますが、おそらく群れで下がっているので友釣りの対象にはならないと思います。
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狩野川公園付近は確認していませんが、神島橋周辺の石色は先週くらいから抜群です。石色が物語るように、神島橋が釣り人で賑わいだすといよいよシーズンも終盤。落ち鮎の投網漁をする「川よし」の夫婦舟が朝、夕と川面に舟を出しているのが見えるので、鮎が徐々に下がっていることは間違いないでしょう。

この日は寒さに負けて、14時に撤収して7尾。
これで二日目も撃沈確定!
今季は「釣れない君」を卒業できそうにありません。emoticon-0141-whew.gif
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by scott1091 | 2012-10-14 20:54 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(12)

Commented by kazchevy at 2012-10-16 09:48 x
何気に尺を釣り上げてるじゃないですか!
僕も来週は混雑覚悟でメジャーポイントに入ろうかな?
午前中勝負で。
Commented by ariari at 2012-10-16 11:05 x
写真の魚はサバじゃないですよね?尺鮎ですやん!真近で見た事すらありません。私なんかは台風で沖に出ることも出来ずにモンモンとしてますぞ。
Commented by flymoto at 2012-10-16 19:56
お疲れさまでした
生尺鮎拝見しました~やっぱり一回り違ってデカいですねぇ。今シーズンもお世話になりました残り少ない鮎釣りですが頑張ってください~。
Commented by scott1091 at 2012-10-16 20:35
kazchevyさん、こんばんは!
この週末はどちらに入られましたか~?

私は土曜の釣りが楽しかったかといいますと・・・。
ホームなので1本獲っておかねばという義務感みたいなものでしょう。

仲間と並べば間隔調整で小用もできますが、一人では竿を置くこともできませ~ん。
確かに、飲まず出さずで我慢できる午前中勝負がよいかもです。
出さずは、kazさんのように若い人が絶対有利だし!(;^_^A
この手の雰囲気は苦手と思いますが、入るなら頑張ってください。
Commented by scott1091 at 2012-10-16 20:36
ariariさん、こんばんは~。
大きい鮎を鯖みたいと形容しますが、食べるなら鯖の方が好きです!(*^ー゜)v

今年の狩野川は鮎が異常なほど大きいので、感覚が麻痺してきました。この鮎も29㌢くらいかな~という感じ。オスなので使いませんでしたが、メスならこのサイズでも間違いなくオトリにしたでしょう。根掛かりで回収できない場所はほとんどありませんし、いざとなれば狩野川は寄せることができますので。

今回の台風のルートだと、うねりが入っていると思いました。しかしこの二つの台風が通過すると、海の中も夏から秋モードに切り替わるのではないでしょうか?海のシーズンは、これから、これから。「果報は寝て待て」でいきましょう!
Commented by scott1091 at 2012-10-16 20:39
flymotoさん、こんばんは!

先日もお伝えしたとおり、この日の釣果はmotoさんの方が立派でした。
私の釣果はこの一尾だけ。まっこと情けない…。
明日の雨しだいではありますが、優柔不断第二弾もウェルカムですよ~。
きっとDさんも、まだまだ行っちゃうという感じでしょうから。

来週あたり、プレ反省会でもしましょうかね~。
ご都合のよい日をご連絡くださいませ。
Commented by kazchevy at 2012-10-17 01:55 x
土曜日は午前中蓮華に入りボウズ。
午後から月ヶ瀬に入り10本。
20センチ揃いの若い鮎に遊んでもらいました。
狩野川で今シーズン初の入れ掛かりもあり楽しめました。
日曜日は役場裏に入りました。
鮎はギラギラウジャウジャいるのに掛かりませんでした。28センチを頭に6本。うーがへーですね。 今週末用事があり入る事が出来ません。
台風の進路が気になりますがあまり大きな出水にならないことを祈ります。
Commented by scott1091 at 2012-10-17 22:53
kazchevyさん、こんばんは!

大鮎にこだわらなければ、この時期はやっぱりカミの方が魚が若く追い気もあり。また混雑が苦手なこともあり、例年はこの時期に修善寺橋よりシモには入りません。ここ数年は放流効果の関係でどうしても初期は上~中流域になりますが、盛期は人が少ない下流域。そして後期は人が少ない上流域に戻るという、人とはまったく逆のパターンで過ごしています。

普通はマイナーポイントでも「うー」があれば釣れるものですが、今年のように放流魚主体となると場所ムラは避けられません。また見えても釣れない鮎が一杯いますし・・・。昨年くらいの遡上量が来年復活することを期待しましょう。そして富士川ともう一つの川も同じように!
Commented by kazchevy at 2012-10-17 23:26 x
そうですね。
例年この時期はカミをやってましたよね。
やはり今年は尺鮎ラッシュで下流でやってるんですか?
カミで1日釣れば数出ますよ。
Tomoさんなら20本は確実ですよ。
Commented by scott1091 at 2012-10-18 21:01
kazchevyさん、こんばんは。

今回の雨は9月なら影響ないレベルですが、この時期の鮎には少なからず影響するでしょう。今年の狩野川は盛期に釣り人が少なかったので流域別の成長具合がつかめないのですが、やはり水量・水温的に大型が多いのは中~下流域。したがって下ってくる鮎も徐々に小さくなるので、今年の大鮎フィーバーは昨日で収束カモ~ノハシ?

放流鮎がこの時期まで友釣りの対象になったのは、異常気象ともいえる高温少雨によるものでしょうが、季節はすでに10月中旬過ぎ。天然でもサイズが落ちてくる時期なので、この週末はまったく違った展開になるかもしれません。今年の狩野川は読めませんけどね!
Commented by kazchevy at 2012-10-19 02:27 x
そろそろちょーマイナーポイントですか?
Commented by scott1091 at 2012-10-19 05:57
この週末に確認してきましょう。