いよいよ北陸ロード最終編あるね!

さぁ~て、今季最後の北陸ロード。鮎シーズン終了を目前に控え、唯でさえ釣り人が多いこの三連休に、日本で一番混雑しているJinzooへGO~。「フィッシング吉井」のブログによれば、入川者数は800~1,000人とか・・・。どこに行っても人、ひと、ヒトでんがなぁ!

「体」も弱いがそれ以上に「気」も弱いワテとしては、「フィッシング吉井」の黒板情報で数が出ている場所は全てパス、ぱす、PASS。ころころ釣り(コロガシ)が日常的に入り、友釣りが敬遠するような場所を見て回ります。そしてまだ時間が早いので、人のいないエリアを発見。気が弱くても、最初に入ってしまえば気が楽ですものね!
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この時期は緩い流れで泳がせている人が多いですが、私は最初から瀬に入ります。まずは流芯手前で様子を見ると、すぐに反応あり。これをオトリにカミに飛ばすと、すぐに2尾目。しかしその後はぱったり。もう少しオトリを確保してから瀬を攻めたいところですが、ここで軽く流芯を探ると、いきなりの入れ掛かり。とはならず、まったく反応なし・・・。

流芯手前のスジを執拗に探って、やっとツ抜け。これくらいの時間になると対岸に人が並びますが、私の側には3人のみ。水深があるので立ち込んでも竿が交差することはないので、対岸の人も気になりません。掛かる魚がだいぶ成熟しているので、流芯で掛かってもオスが多いであろうことは容易に想像がつきます。
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それでも今季最後のJinzooで、最高の当たりを満喫したい。そろそろ流芯で掛かるのではないかと軽く探りを入れると、やっと掛かりました。ここからはまずまずのペース。掛かると同時に鮎が対岸に走り、風の影響もあって久しぶりに糸鳴りヒュン、ヒュン、ヒュ~ン。竿を曲げるたびに、この糸鳴りで対岸の人が振り返ります。九頭竜であまり糸鳴りがしないのは、ラインの太さの違いでしょうか?

流芯で掛かる鮎は一回り大きく、だいたい22~23㌢。最大は死後硬直状態で計測して26.5㌢。こんなサイズがJinzooで釣れたのも驚きです。15時を過ぎると雲で太陽が陰り、しだいに黒い雲が出てきて今にも雨が降り出しそうな空模様。この頃になると対岸に二人、自分のいる側には一人のみとなりました。
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ここからは、今まで釣れなかった場所をじっくり狙います。シモの人がしばし入れ掛かりとなり、「スペシャルMT」を気持ちよく曲げています。私も1尾獲れれば同じような状態になるので、焦ることはありません。しかもシモの人は錘、私は背バリなので平瀬となれば探れる範囲が異なります。

そして待望のオトリ交換。ここからは狙いどおりメスの入れ掛かり。メスはすでに泳ぎが重たいので、最初の泳ぎのコース取りに集中します。そしてここからしばし最高の時間。時計を見るとジャスト16時。この時期のJinzooは、夕方の地合いはこれくらいなのでしょう。
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そして17時前には当たりが止まったので、ここで気持ちよく竿を畳みます。この日の釣果は63尾。写真ではわかりませんが、久々にタモを持ち上げるのが重た~い。この時期としては、型、数ともに最高の結果。また私に近づいてくる不思議君もおらず、終日気持ちよく釣りができました!

これでJinzooの釣りは終わったようなもの。早めにホテルにチェックインしてから、今季最後の「富山ナイト」に繰り出します。う~さんのおかげで店の選択肢が広がりましたが、最終日は挨拶も兼ねていつものカウンター席。その後、同じ店に来店されていたチャラ之助さんのグループに合流させて頂きました。
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翌日は肩の力もすっかり抜けて、いつものように空いている場所を探します。そして私のJinzooでのジンクス、前日と同じ場所が一番空いていたので再び入川します。前日はころころ釣り(コロガシ)は一人もいませんでしたが、この日は徐々に増えて回りに3人。やはり地元の人は、日曜しか川に入れない方も多いのでしょう。

入ってすぐに入れ掛かりで3尾釣りますが、その後はパッタリ。チャラ之助さんのグループも近い場所に入りましたが、やはりスローな様子です。徐々に人が増えてきたので、私は5尾釣ったところで、場所移動を決断します。この時点ですでに10時。入れる場所は限られること間違いなし。

私はJinzooの釣りの楽しみは「瀬」と「トロ」と思っているので、駄目もとでトロ場を見に行きます。通称「アマゾンポイント」は流れにまったくシワがなく、ポイントの絞りようがありません。こんな場所なので、シモの瀬の落ち口に友釣りが3人。300㍍くらい上流にころころ釣り(コロガシ)が2人。この間は完全な貸しきりです。
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まずは川を切って底石の状況を確認。どこもしっかり石が敷き詰められていますが、石色にはやはりムラがあります。問題はほとんど川底に起伏がないこと。これだけ広大な面積を、歩いて確認することはできません。このような場所はまずキトキトのオトリを獲らないと勝負にならないので、センターに立って石色の良い岸を引きます。

これでまずはオトリを確保。しかしオトリを闇雲に泳がせても、まったく掛かりません。釣れるスジを見つけないと、ツ抜けも難しい感じ。そこで太陽を背負うようなポジションで水色の変化を探しますが、水面の反射で微妙な色の違いがわかりません。
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偶然見つけたカケアガリで5尾くらい追加したときに、やっと風が吹き始めて水面にさざ波が立ちます。これで微妙な水色の変化が見えるようになり、逆Y字型の馬の背を発見。さざ波がなくなるとわからなくなるので、四点方位法でY字の各位置を頭に叩き込みます。

これでやっとひと段落。この場所の常連と思われる釣り人が2人入ってきますが、その人たちの動向を観察するとこの馬の背を把握していない様子。オトリをきれいに泳がせていますが、カケアガリのスジを外すとまったく掛かりません。これが河原に変化のないトロ場の難しいところ。
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誤解なきよう言っておきますが、鮎は全面にいます。それは無数のハネでわかるのですが、掛かる鮎が付いているスジが限られています。私も良いオトリが確保できてから、色々な場所を攻めてみました。しかし結局掛かったのは、この馬の背の上とそのカケアガリで90%。

ここで掛かる鮎は全て天然で、地合いがはっきりしています。ここに来るときに一番心配だったのがサイズでしたが、平均20~21㌢レベル。水深1㍍くらいのところで、目印が吹っ飛んで一気に竿が伸される様は、鮎師にとって最高のエクスタシー。しかもこの馬の背が、私の貸切でっせ!
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この場所は今年初めてJinzooを訪れたとき、道楽Yさんとう~さんと川見だけした場所。この全面フラットな流れをいつか攻略したいと思っていたので、この日やっと念願が叶いました。この場所で使った竿は「龍星☆竿+標準チューブラー」。前日とは違って瀬音がまったくしないので、糸鳴りが釣り場に響きます。

その音を聞きつけて一人が私の対岸に移動してきますが、立ち位置の問題でオトリが馬の背のカケアガリを上らないので掛かりません。やはり普通のオトリは、浅い方から深い方に泳ぐもの。この逆はカケアガリが終わった深場からオトリが出ませんわなぁ。
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午後の釣りは、この場所を攻略できたことで大満足。移動してからの釣果は48尾だったので、この日の釣果は53尾。午前の場所と違って鮎はまだ若く、もう少し楽しめそうな感じ。夕方には網が盛大に入り鮎を追いたてる音がやかましいくらいですが、この間も地合いになると掛かりました。この時期は、まさに「栄光」と「転落」が紙一重です。

さていつものとおり福井に回ります。ホテルにチェックインしてから、フナヤに行って今季最後のご挨拶。閉店時間ぎりぎりだったので、今季のプロトを見る時間もありませんでした。したがって来季の新製品は振り調子も確認していないので、ご興味のある方は直接お問い合わせくださいませ!

翌日は台風16号の影響で、朝から超硬でも折れそうなくらいの強風。九頭竜で今季最後の竿出しを予定していましたが、Egaoさんと川で2時間ほど様子を見ながらシーズンを振り返ります。そして来季の再開を約束して、今季の「TEAM Saogashira」は解散。例年通りEgaoさんが手配してくれた福井産コシヒカリ玄米90㌔積んで、10時に帰途につきました。
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最後に今季の北陸遠征を締めくくるにあたり、「富山漁業協同組合」のHPに掲載されている9月16日の近況情報を抜粋させて頂きます。漁法では漁獲効率がもっとも悪いのが「竿釣り」ですが、今年の釣り人のあまりの多さに産卵親魚の心配をしています。これは10月1日には全流域が禁漁になるにもかかわらずです。

---引用---
昨日は今シーズン一番の釣り人ではないかと監視員から報告がありました。
釣果の方も、平均で20~30尾、多い人で40~50尾と、良く釣れていたようです。
そして今日も快晴。渇水ぎみの平水、濁りなし、風はやや強し、釣り人たくさん。
だんだん産卵親魚がいなくなるのではないかと心配になってきます。
---引用終わり---

この感覚が「九頭竜川中部漁業協同組合」にあれば、また違った展開になると思うのですがいかがでしょう?今まで続けてきたのだから大丈夫という人が多い。しかしダムができて河川環境の変化はまさに現在進行形であり、これを勘案して漁協は天然アユの保護施策をとらないと存在意義がありません。

鮎は川の蛆と言われるくらい沢山いた天竜川が、いまはどうなっていますか?大井川も富士川もしかり。ダムができたことによる影響が、気象変化と相まって今の時代に具現化してきたということではありませんか?

環境の悪化にともない、より厳しく資源保護を行わないと天然アユは守れない。これは今話題になっているウナギも然り。ダムを建設したのは人間である以上、生物を含む河川環境を維持する努力も人間の責務であります。今のままでは、大好きな九頭竜川も遅かれ早かれのような気がしてなりません。

当然ながら神通川もダムがあるので、将来運営を間違えれば同じ問題に直面するはず。そうならないために資源量の変動を見据えて、利権やしがらみに囚われず機動的に保護施策を講じる。職漁師で生計を立てている人がいない現在、これが河川漁協に求められているもっとも重要な職務であると思うのです。

これ以上大河川の鮎釣りが失われないことを祈りつつ、備忘として文章で残しておきます。
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by scott1091 | 2012-09-17 21:03 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(9)

Commented by ariari at 2012-09-22 17:45 x
鮎をリリースですか?したこと無いです、オートマチックにリリースしたことは多々ありますが(笑)。こちらこそ海の魚が恋しくなったらいつでもご用命くださいませ、約束は出来ませんが(笑)イサキ、鯛、メダイ、運が良ければヒラスズキ?などありますよ~。出来ればタイを消費していただけると助かります。残り少ない鮎シーズンがんばって下さい。今年は以外に早くアオリ始動?でしょうか?
Commented by ueani at 2012-09-24 22:41 x
北陸ロードお疲れ様でした。北島でご挨拶しかできませんでしたが、今期最後の九頭竜だったんですね。あの後1BOXの三人は勝山で鮎と戦わずに強風と戦い、負け戦になりそうだったため、ホームの長良川美並地区へユーガッタチャンスを求めて移動!何とか6連荘の辛勝と相成りました。また、来シーズンお会いできるのを楽しみにしております。ありがとうございました。
Commented by ケンチ at 2012-09-25 11:47 x
TOMOさんの高笑いを耳にしたのはこのアマゾンポイントの夕刻でした。

何人かお連れ様が見えたのですが、川あがりの際はチャラさんとご一緒でしたか?

私はユウガッタ狙いでそのすこし上流アマゾンに

爆死致しました??

暗くてかけあがり、石色みえません。。。
Commented by scott1091 at 2012-09-25 20:48
ariariさん、こんばんは!

鯛は刺身、昆布締め、塩焼き、鯛めしと、まさに万能の魚でんがなぁ!我が家の狭い台所では鱗を引くのが大変ですが、ariariさんはいつも下処理して送ってくれるので、とても助かっています。m(._.)m

狩野川は大鮎が話題になっていますが、数はツ抜けも難しい状況です。おまけに鮎の体高がないので、体長があってもあまり引きません。中規模河川しか知らない人は凄い引きとなるのですが、私の感想は26~28㌢クラスでもパワー的には九頭竜の25㌢の半分くらい。もちろん水量の違いもありますが、鮎の引きは長さではなく体高に比例しますものね!
Commented by scott1091 at 2012-09-25 20:49
ueaniさん、こんばんは!

若い人ばかりなので、入川するのをEgaoさんと期待していたんですよ~。「我々が入っていれば、彼らも入ったよね」などと、話題にしておりました。勝山漁協の年券も持っているのなら、ポイント選びの選択肢も広がりますね。私は勝山の年券を最後に買ったのは2010年。高水の勝山は本当におもしろいですが、この2年は水量が少ないこともあって入る機会がありません。

残り少なくなった鮎シーズン、納得の竿納めができるとよいですね!
Commented by scott1091 at 2012-09-25 20:50
ケンチさん、こんばんは!

私が入ったのは連休中日の16日。ケンチさんのブログを拝見すると、アマゾンPに夕方入られたのは初日の15日夕方ではありませんか?Qpapaさんやう~さんの話ではケンチさんが入られた辺が核心部とのことでしたが、ころころ釣りがいたので大きくシモに下がりました。

16日は10時までチャラ之助さんと同じ場所でしたが、その後は単独行動です。私も爆死覚悟だったので、間違っても他の人をご案内できませんがなぁ・・・。しかしあの場所が家の近くだったら、毎週行っちゃうかもPです!
Commented by ケンチ at 2012-09-26 15:23 x
私が見た下野ウェアの方は違ったのですね( ̄◇ ̄;)
そうです、土曜日の夕暮れに少しAmazonポイントに入りました。
日にちが丸々一日ズレてたようですね~( ̄◇ ̄;)
失礼いたしました。

宮川は近年稀に見る好調さで、川上川から神通川まで、この水系は上からした迄当たり年でした。
( ̄▽ ̄)

来シーズンは是非上流にも足を運んでください、調子が良ければ…
(´Д` )

結構隔年での好不調のジンクスがあるので、来年はあかんかもしれませんが…

他の川と比べると嘘のような好調さを誇った神通水系ですが、親父の幼い頃はこんなLevelではなかったと聞きます。
宮川でも、一日動かず同じポイントで普通に70〜80釣れたそうです。ダムの無い頃の話ですが。

恐らく、日本中の川はかつて皆同様だったのでしょうね。
神通川にしても然り。
これでも釣れない川になりつつあるのかもしれません。
Commented by ケンチ at 2012-09-26 15:40 x
長文失礼します( ̄◇ ̄;)

8. ケンチ2012-09-26 15:32X
富漁のホームページに禁漁が早すぎだとのメールが届いたとの記事が有りましたが、個人的にはなんとよく深いものだな〜と思ってしまってます。
此れから先も、豊かな川で有り続けていくには禁漁期間は当然の事だと思うのですが…(´Д` )

神通川と常願寺川、庄川と小矢部川は河口が近く、海から遡上する若鮎を共有しているのかもしれません。
鮎の回帰本能が鮭ほどでは無いとの前提ですけども。

個人的には、子種を守る為、常願寺と小矢部に関しては通年禁漁にしてもいいのでは?と思っているくらいです。
特に常願寺は元々漁業権がなかったりするわけですから、制度的にも地理的にも非常に有意義だし、面白い試みが出来るとおもうのですが( ̄▽ ̄)
Commented by scott1091 at 2012-09-26 21:30
ケンチさん、こんばんは~!

ここで神通も「将来運営を間違えれば同じ問題に直面する」と書いたのは、僭越ながらそのような意見に耳を貸してはいけないという戒めのつもり。富山漁協はまったく意に介していないようなので、とりあえずは安堵しております。

渇水による第三ダムの放水停止にともない、大沢野地区の禁漁を早めてもよいくらいに私は考えているので、ケンチさんの常願寺通年禁漁は資源管理上有効な手段だと思います。神通がもし他のダム河川と同じ問題に直面したときは、一番最初に講じるべき手段かもしれません。

25日の福井新聞で九頭竜「威縄漁(さぎり)」の問題が取り上げられましたが、12箇所もある許可の削減が難航するなら、禁漁を神通と同じように10月1日に前倒ししてしまうのも一考でしょう。これでさぎりによる漁獲量は激減しますし、逆に言えば11月15日の禁漁がいかに遅すぎるかということにもなります。

釣れても釣れなくても、一度共有の風景を見てみたいです!