Hackle cape

 私にとって、マテリアルでもっとも大切なのがハックル。それはCDCが広く使われるようになった今日でも変わりません。現在はMaverick経由で高品質なWhitingのハックルが入手できますが、私がフライを始めた頃は、ハックルはインディアが主流でした。インディア(インド産の食用鶏)はWhitingのようにハックル用に品種改良されたGenetic hackleではありませんので、ハックルを厚く巻くパターンでは、2~3枚のフェザーを使用します。技術が未熟なこともありますが、ストークが太いフェザーを何枚も巻きとめれば、パターン・ブックの写真のように綺麗に巻けるはずもありません。
  当時、日本で入手できるGenetic hackleはMetzとHoffmanでしたが、Hoffmanは佐々野釣具店に行かないとなかなか入手できなかったので、普通はMetzを購入することになります。しかし今のようにフライ人口が多いわけではありませんので、Metzを置いているショップでも、古いものが売れるまで新しいものを仕入れることがないような時代でした。
 当時は最初に巻くドライフライはアダムスがポピュラーでしたので、MetzのGrizzryとBrownが欲しいわけですが、金額的に一度に2枚購入することはできません。そこで最初にGrizzryを購入することにしましたが、ショップにある店頭在庫は全て入荷からかなり日が経ったものばかり。新しいものが入荷するのを1年近く待った記憶があります。こんな状況ですので、いつ入荷するかわからないハックルを待つことができず、2枚目のMetzは入荷したばかりのDyed coachman brownを購入しました。
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 この経験から社会人になってからは、立ち寄ったショップで品質の高い(密度、フェザーの長さ、ストークの細さ等)ものや珍しいカラーがあると、手にしてしまうようになり、いつの間にか手元にハックルが貯まってしまいました(silverより上のグレードはありませんが・・)。現在は鳥インフルエンザの影響で供給がタイトとなり、以前よりもレア・カラーの入手が困難となってしまいましたが、Hebertのナチュラル・カラーは依然、収集欲を刺激するものがあります。

by scott1091 | 2006-04-16 19:22 | Materials | Comments(0)