哀愁の北陸路を行く! 某川1号、某川2号でんがなぁ

日中の最高気温は30℃を超えるものの、朝晩は過ごしやすくなってきた今日この頃。北陸の稲穂はすっかり実り、まもなく稲刈りのシーズンを迎えます。いきなり露天風呂に行くと肌寒い季節になると、私の北陸遠征もいよいよ終盤。そんな季節が今年も巡ってきました。皆様の2012年鮎シーズンは、いかがだったでしょうか?

さて北陸と言えば、一度行ってみたいと思っているのが「おわら風の盆」。渡辺淳一の小説、「愛の流刑地」で一躍有名になった「越中八尾」の幻想的な祭りです。この週末がフィナーレとなる町流しなので、釣行とあわせて愛人奥様と訪れた方も多かったのではないでしょうか。
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題名とこの書き出しなら、そんな「おわら風の盆」に行ってきましたという展開を期待されるでしょう。しかし俗人的な私の場合は、まだまだ釣り、つり、ツリでんがなぁ!楽しみにしていた夏休み第二弾は、前回と同じように初日が九頭竜、二日目がJinzoo、三日目が勝利バーの予定です。

ではまず初日の九頭竜から。平日の九頭竜は本当に釣り人が少ない。どこでも入り放題なので、まずは午前中でも掛かる場所を選択します。入川時点では、対岸に釣り人が二人だけ。風もなく絶好の釣り日和ですが、平日でも発電放水による水位上昇は15㌢程度しか期待できません。
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波立ちから底石の状態を想像し、オトリの動きで石組みを把握します。なるべく立っている石を探して、その周辺を重点的に攻めて行きます。この日の竿は「龍芯竿」。錘を付けて沈めても、オトリの状態が把握できない竿ではこのような釣りはできません。

よく錘使いの人が、オトリではなく錘を感じて釣れという人がいますが、これでは条件の厳しい川では釣果は伸びません。このような人は錘とオトリの距離が長く、錘の下でオトリを自由に泳がせるのが特徴です。しかしこれではあまりに狙いがファジーで、底石をタイトに狙えません。私の場合は、錘も背バリも釣り方の感覚は一緒です。
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錘でも竿を立て気味にして誘いを入れるので、どうしても人より重たい錘を使うことになります。このような釣り方なので竿の感度が最優先。4号以上の錘を付けても、背バリで早瀬や急瀬を使うのと同じような感度が私には欠かせません。これが「龍芯竿」を開発した理由です。

オトリ店で朝は居着きがぽつぽつ掛かる程度と聞いているので、焦らないでじっくりと底石を探っていきます。そして2尾目のオトリを使うことなく野鮎に交換。オトリサイズが続くと思っていましたが、流芯では良いサイズが「龍芯竿」をひったくるように絞り込みます。
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黒いシャツが焼けるように熱いので、時折首まで浸かりますが、ドライシャツなのですぐに熱くなります。熱中症にならないよう、喉の渇きを感じる前にこまめにスポーツドリンクを補給。ペットボトルの蓋を開けるときに限って、竿がひったくられるのはよくある話。しかしこんな作業中にラインのテンションを緩めて、錘を石に噛ましてしまう人の方が多いかもしれませんね!

九頭竜の王道、流芯だけを攻めて午前中は19尾。今の九頭竜ではできすぎの釣果でしょう。午後からは場所移動して、様子を見に来てくれたEgaoさんと楽しい昼食。山の上の雲行きが怪しいので、早い時間に落雷がありそうです。13時過ぎから午後の部をスタートするも、午前とは違って最初の1尾が掛かりません。
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まわりの人の竿も曲がらないので、少し狙いを変えて水深のある瀬尻をミャク釣りのような感じで探ります。この狙いが的中して、一気に5尾を追加。さらに勢いに乗りたいところですが、かなり落雷が近づいてきたので竿を置きます。しだいに風が強まり、さらに土砂降りの雨。すぐに止むと思うものの、濁りが入って水位が上がりそうです。

そして落雷が十分遠ざかってから釣りを再開。入れ掛かりにはならないものの、25㌢クラスが「龍芯竿」をひったくっていきます。水位が徐々に上がって濁りも入りますが、最後は泳ぐつもりで馬の背から右岸左岸を釣ります。そして20㌢くらい水位が上がったところで、流されて強制終了となりました。

後はゆっくりと岸に向かって泳ぐだけ。雷雨で中断しなければもう少し釣果が伸びたかもしれませんが、増水で一時的に鮎の活性が上がったという考え方もあるので、私のアームではこの程度でしょう。午後の釣果は12尾で、合計31尾で終了です。最大は26㌢でした。
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翌日は宿に弁当をお願いして、6時過ぎにJinzoo入りできるよう福井を出発。前日のJinzoo
は凄い人出との情報なので、混雑を覚悟してオトリ店に向かいます。しかし拍子抜けするほど釣り人がいない。最初はまだ時間が早いからと思っていましたが、着替え終わって入川した7時過ぎでも私の車が一台だけ・・・。

これはよっぽど状況が悪いのでしょう。まず最初に荒瀬を軽く触りますが、まったく反応なし。瀬肩の石色が非常に悪いので、水深のある垢が腐っていない場所を探します。鮎は一杯いるのでしょうが、先週よりもさらに活性が下がっている感じです。流芯のキワの浮石でポツポツ掛けますが、入れ掛かりとは程遠いペース。
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Jinzooでも、ついに「入れ掛かり」という言葉は死語になってしまったのか?そんなたわいないことを考えていると、背後に見覚えのある車が停車。運転席から出てきた人は私には気がつきませんが、その容姿からどうみてもヒデVさん。神奈川から一人で来て、川見で寄った場所に私がいたという偶然。6月の興津も同じパターンでした。

日釣り券を買いたいということなので、オトリ店の場所を伝えます。そーさんが様子を見に来てくれたので、川から上がってヒデVさんも交えて三人で昼食にします。束釣りが当たり前みたいに語られるJinzooですが、回りの人はまだツ抜けもしていないでしょう。これが厳しい現実。ヒデVさんも話が違うと苦笑していました。
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午後からは川を切ります。しかし対岸から3人ほど歩いてきたので、午前中よりも窮屈になりました。しかしそれでもJinzooとしてはガ~ラガラ。先週の三分の一以下という感じです。午後対岸から来たグループは、ベストには見慣れたクラブの刺繍があります。しかしホームグランドは錘を必要としない川なので、根掛かりに苦しんでいる様子です。

午後もまったくスローな状況で、一人、また一人という感じで人がいなくなりました。残ったのは4人の団体さん、ヒデVさんと私。まだ15時前でっせ!ここからしだいにパターンを掴みます。釣れる鮎は全て20㌢アップで、ほとんどが22~24㌢。

ちょうどその頃、また様子を見に来てくれたそーさん登場。そしてアオリ釣りに行っていたう~さんも様子を見に来てくれました。ユ~ガッタチャンスなので、う~さんのオトリはオトリ缶にある旨をそーさんに伝言してありますが、この日は竿を出さない様子。
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動画はこちらね!使っている竿は「龍星☆竿」

二人で私の釣りを見ながら、Waraさん風に書くと・・・。


そーさん 「やっぱり狩野川のTOMO蔵も、歳にゃ勝てめぇ」
      「へっぴり腰が情けねぇの。歩き方も心配で見てらんねぇぜよ」

う~さん 「まぁ~、噂ほどの腕でもなかんまぁ。なーん、つかえんちゃ」

そーさん 「そーやなぁ、もはや恐るるに足らずやぁ」
      「一気に、縄張り広げちまうかぁ」

う~さん 「うんにゃ、奴の所場は『釣れない王国』。意味ないっちゃ」

そーさん 「そりゃー、ちげねぇ。お気の毒な・・・」



きっとこんな会話をしていたに違いない。
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Jinzooらしいユ~ガッタチャンスはなかったので、そーさん、う~さんをあまりお待たせしないでこの日は終了です。今日はダブルツ抜けすれば十分と思っていましたが、終わってみれば56尾。そーさんやう~さんのおかげで、楽しい一日を過ごすことができました。この日は富山駅前のホテルを予約しているので、う~さんからお勧めのお店を教えてもらいます。

ヒデVさんは車中泊の予定でしたが、同じホテルに空あったので「富山ナイト」をご一緒することに。しかしチェックインしてからホテルを出ようとすると、な~んと雷雨で土砂降り。ホテルで傘を借りますが、あまりの雨で近くの店に逃げ込みました。この雨では明日増水するのは必至。勝利バーを予定していましたが、これでは状況しだいになりましょう。

翌日はヒデVさんは勝利バーで友人と待ち合わせということなので、別行動で私は最初にJinzooを見に行きます。昨晩は大沢野大橋で水位が200㌢を超えたとのことで、朝の時点で170㌢。この水が動いた状況を逃すわけにはいかないので、この日もJinzooに入ることにします。
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週末は激混みになるので人の少ない場所を探しますが、そんな場所はもはや存在しません。そーさんと相談して場所を決めて着替えていると、見たような人が着替えています。距離が少しあるのでタイツを履くまで様子を見ていると、やっぱり「がまらー」のよっちきさん。しばし会話をしてから、少し離れた所からそれぞれスタートします。

水が濁っているので水深のある場所はわかりませんが、見える底石はメチャクチャ色が悪い。濁りで泥が被った可能性もあるので、鮎で磨かれるのを待ちます。しかし水が澄んできても、一向に石色が良くなりません。一番最初に石が黒くなるであろう瀬肩で粘りますが、思ったほど掛からず。

膝下くらいの石色がよくなってきたので、ここで回れ~右。ドチャラでしばし入れ掛かりになるも、オトリを確保して瀬に立ち込むと音信不通。そこでさらに対岸のヘチに回れ~右して、数を伸ばします。TEAM Jinzoo横浜支部の方とも川でお会いし、全国から釣り人が押し寄せているのをあらためて実感しました。
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午前の釣果は26尾。サイズは前日よりもかなり小型で、20㌢アップが10尾程度。大きいのは全部ヘチで掛かりました。12時に川から上がってお昼を食べていると、狩野川でお会いするDさんまで登場。車ですぐにわかりましたとのこと。目標の40尾を達成するまでは、夜になっても竿を出しそうな勢いです。

午後はよっちきさんとDさんはシモの瀬へ。私は混雑しているので、朝入った瀬のセンターに再び立ち込みます。しかし石色はまったく好転せず。前日の雨で泥が被ったのではなく、すでに垢腐れ気味なのでしょう。午後はまったく釣果が伸びないまま、少し人が少なくなるのを待ちます。

天気予報では15時くらいから雨の予報なので、釣れていない人達が徐々に川から上がり始めました。このタイミングを逃さないで、よっちきさんやDさんがいる瀬に移動します。ここにきて、まったく別世界であることに驚きました。底石はほぼ全面がピッカピカ。すでに15時を回っていますが、ここからエンジン全開で掛けます。
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手前の浅場を丁寧に拾えば、17~18㌢が時速30尾。一番荒い場所なら規模的に、20~23㌢が時速20尾くらいの感じでしょうか。時間が限られているので、当然ながら大きい方を優先しながら浅場も拾って数を稼ぎます。この場所は早瀬クラスの竿では下がらないと抜けないので、時速20尾は難しいところ。しかし私は「急瀬High Power」の「龍星☆竿」を使っているので手返しが早い。

そして地合いになると、もう当たりギュルンギュルンの綱引き状態。掛かった瞬間に浮石でラインが擦れることがありますが、ここに来る前に交換したばかりのフロロ0.6号の付糸は強い。しかもこの状況を想定して付糸を長めにしたので、0.07号のメタルが石に摺れるようなミスはしません。地合いは長くないので、ラインブレイクしたらこのサイズの時速20尾は難しくなります。

雷雲が立ち込めてきたので、私はこの場所で40尾を達成して竿を畳みました。雨が降り始める前に鮎を発送したいので、手早く大きさを選別します。あまりに空が暗くなったので、よっちきさんもDさんも川から上がってきました。皆さん午後は目標を達成して満足した様子です。私の釣果は78尾。もう少し早く人がいなくなったらとは思いますが、午後釣れない場所で数を伸ばせなかったのは「う~」が「へー」の証拠。
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↑午前の釣果。↓午後の釣果
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だからこそ、この日の釣果はそーさんのおかげ。
本当に二日間お世話になりました!

鮎の発送を終わらせて、福井に向かって走り始めるとまもなく雨が降り始めます。そして北陸道では、前方がまったく見えないような土砂降り。Jinzooの河川敷を走って埃だらけになった車が、すっかりきれいになりました。しかし北陸道は轍で水溜りができるので、場所によってハンドルが取られるというよりも車が止まりそうになります。
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これで明日の九頭竜も濁りが入るのは確実。いつもよりさらにゆっくりしてから、「もりいし釣具店」でEgaoさん、乾坤一擲さん、ひじきさんと合流します。濁りは心配したほどではなく、コロガシが解禁になったので「友釣り専用区」は混雑しています。こんな状況なので、まだ解禁二日目なので「友釣り専用区」ではない場所に入りました。

しかし今年は水が少ないので、通常は仕掛けが浮いて根掛かりしない流芯にコロバリがすでに沈んでいます。この日の釣果は2時間半で9尾釣って、切れたコロバリで5尾プッツン。私は九頭竜で1シーズンに仕掛けを5セットも使うことはないので、涙が出ました。007.gif
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これにて三泊3.5日の夏休み第二弾は終了です。第三弾はもうありませんが、ひょっとしたら秋休みがあったりして・・・。001.gif

雨の見通しや河川情報などを提供してくれた、そーさん、Qpapaさん、道楽Yさん、う~さん。そして「富山ナイト」をご一緒したヒデVさん、大変お世話になりました。また「釣れる王国」でお会いできるのを楽しみにしております!
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↑富山の地酒と醤油。ありがとうございました040.gif

by scott1091 | 2012-09-02 22:11 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(7)

Commented by う~@そんな事言っとらんちゃ~ at 2012-09-19 11:41 x
オラならツヌケも厳しい状況、敵前逃亡。
先日は、失礼しますた。
当初の予定ではサワサワと獲物を調達して炉端大将でBタイムのつもりが・・・・・・。
また、お越しの際はモンでやって下さいませ。
Commented by Q at 2012-09-19 13:09 x
TOMOさん高速クルージングお疲れ様でした。
半日くらいはご一緒したかったんですが残念ですた。
又のお越しをお待ちいたしております。
綺麗に曲がるV竿の写真まで載せてもらってきのどくな~。
そんなに曲がってるとは・・・

Commented by タッキー at 2012-09-19 15:24 x
ブログ(教科書)も更新されたことですし、いょいょ新学期の始まりって感じですねっ♪

しっかし...最近は水中糸が何号だとか付け糸が何号だとか書いてくれるのでフロロの0.6号が品切れのお店が多いとか・・(笑)

まんで全く同じ竿や仕掛けを使ったとしてもTOMOさんの何分の一しか釣れないことくらい自分が一番良く知ってるのに真似っこしたくなるのも人情・・

オフシーズンも勉強させて下さいませ!<(_ _)>
Commented by scott1091 at 2012-09-19 21:06
う~さん、こんばんはー!

頂いた醤油、よく見ると霊水入りなんですね。どうりでこれで刺身を食べるようになってから、すっかり神通力が身についたようで、釣れる場所が第六感でビビッときますがなぁ。う~さんも、これで「Jinzoo power」を磨いていたんですね!

今年はアオリが絶好調の様子。もはや鮎釣りどころではないと思いますが、納得の竿納めができることを祈念しております。また来季もご一緒しましょう!
Commented by scott1091 at 2012-09-19 21:07
Qさん、こんばんは!

お忙しいのに、釣行のたびに電話させて頂き申し訳ありませんですたぁ~。三連休の中日にご一緒できると思い、午後からアマゾンポイント攻略に行ってきました。後日、その日の釣行記をアップしますが、気がつかないような微妙な馬の背を発見しました!

風の噂ではV竿が骨折してしまったとのこと。また秘密のPで尺鮎と対決してしまいましたか~?この時期は夏の疲れが一気にくるので、お体ご自愛くださいませ。今季は本当にお世話になりました。また来季も「ユ~ガッタチャンス」&「Toideナイト」でご一緒できるのを楽しみにしております!
Commented by scott1091 at 2012-09-19 21:08
タッキー、こんばんわぁ。

先日は「金沢ナイト」お疲れ様でした~。私のブログでは、勉強することなんてなぁーんもありませんぜぇ、旦那!もっと上手な人のブログや記事を参考にしましょう。やはり上達の秘訣は、そこが一番のポイントでしょう。これはスポーツとまったく同じあるね!

この三連休で高速クルージングは終わったので、街で反省会でもやりましょうかね~!ご都合の方はいかがでっか?もちろんお店はタッキーにお任せ!お酒も体も弱いので、お手柔らかにお願いします。
Commented by よっちき at 2012-09-20 15:53 x
お疲れさまでした。非常に勉強になるズンチ~修行、なかなかどうして難しいもんですね。朝からエンジン全開でいけるように腕を磨きたいところですが手詰まり感いっぱいでございます!来シーズンは何処かで午前中の釣りを御一緒させて下さいませ!
僕は・・・あと1回だけ竿を出すか出さないか。。。
そうそう、上の画像をメールで頂戴してもよろしいでしょうか?マイロッドのポッキンは恐らくオーバーパワーでした。下がりたくない欲が出てしまいましたw