残暑お見舞い申し上げます!

世の中はまさにお盆休み。8月11日(土)から8月19日(日)までの9連休が一般的なようですが、私は残念ながらまったく無縁の生活。これくらい休みが長ければ海外旅行や遠征釣行も可能なのでしょうが、それはそれで先立つものがあるかどうかという問題に行き当たるのでしょう。

少し前になりますが、電車で横に座った人が旅行代理店からの日程表を確認しておりました。どうやらロンドン五輪と観光をセットにした旅行のようで、旅行代金の総額は80万円超。ハイエンドモデルの鮎竿2本分と言えばそれまでですが、こんな旅行を毎年している人もいるというから驚きです。やはり日本も格差社会が確実に進んでいるのでしょう。
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話が逸れてしまいましたが、「帰省ラッシュ」や「Uターンラッシュ」が一番ひどいこの時期は、休みが限られていることもあって移動時間が読めない遠征はできません。したがって今年も例年と同じように、ホームグランドである狩野川や近郊の河川で過ごします。

狩野川については問い合わせも多いので、今後の先行きを見定めなければなりません。水況は10㌢の減水。この時期の渇水は鮎の活性が落ちるので、泳がせ釣りでないとオトリ継ぎが難しいところ。それでも竿抜けを探せば引き釣りでも釣れるのが例年のパターンですが、今年はそんなに甘い状況ではないでしょう。
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結論から書けば、土曜がオトリ3尾を使って釣果は10尾。日曜は午後からオトリ3尾を使って釣果は3尾でした。この釣果をどのように見るかは皆様にお任せしますが、私のアームではもはや友釣りが成立しないレベルです。

この二日の実釣で得られた感触、そしてお会いした信頼できる方々の情報を総合すると、今年の狩野川は以下のような状況です。
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〇少なくともこの20年では最悪の年である
〇釣れる場所は非常に限られており、人のいない場所では釣れない
〇その結果、毎週同じような場所で竿を出すことになる
〇放流鮎はいるが友釣りの対象にならない
〇淵に群れている放流鮎も、開きに出てきた放流鮎も人影を見ると消える
(↑渓流魚よりもナーバスかも・・・)
〇群れ鮎の動きが早く、ほとんどヒラを打たない
〇漁協が平年並みと発表した天然は、友釣りの対象になるほどいない

この中で特筆すべきは、やはり放流鮎の特異性。漁協の名誉のために書いておきますが、放流鮎は大方の淵で見ることができます。しかし鮎そのものの問題なのか、放流時期やそのときの水況による問題なのか、友釣りの対象にはならないような生態です。例年はこの時期に見られないドブ釣りがいるのも、おそらくこの生態が影響していると思われます。
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ちなみに鮎の餌釣りは11月1日に解禁となりますが、先日一見アマゴ釣りのような人が盛んに竿を曲げていました。私が後ろに近づいて見ていると、気づいてばつの悪そうな顔をしています。いけないことではありますが、この群れ鮎がまったく仕事をしないまま10月には下ってしまうことを考えると、複雑な心境です。

シーズン後半は尺鮎の噂もありますが、鮎が少ないだけでは尺まで成長しません。今年の狩野川で尺まで成長するとすれば、早い時期に遡上した天然か、試し釣りの前に入れた静岡2系のみ。しかしこの時期に最大で25㌢であれば、成熟の関係があるので尺には達しないでしょう。これは九頭竜も同じで、尺が出る年は8月中旬には27~28㌢クラスが掛かるものです。
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球磨川のように大鮎が出るポイントが絞られていれば、他でオトリを確保して一発勝負ということもありますが、やはり友釣りの基本はオトリの回転。オトリを回しながら大鮎に行き着くためには、今年の狩野川はあまりに状況が悪すぎます。また天然がいなければ、終期も放流河川とあまり変わらないと思われます。

こんな状況なので、釣れない場所は「一人一瀬」。二日間とも狩野川でもっとも有名な方と場所が重なりました。釣況は大差ありませんが、これはもはや腕云々の問題ではありません。場所を選んでも、友釣りが成立するギリギリのレベル。オトリ店の竿頭情報がツ抜けすることが少ないことでもおわかり頂けるでしょう。
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これからの劇的な好転を期待したいところですが、まったく仕事をしない放流鮎を働かせるのは至難の業のような気がします。もちろん鮎の素性は人工産でしょうから、落鮎になるまでのカウントダウンの問題もあります。

伊豆の小河川も天然遡上は似たり寄ったりですが、漁協の資金力が違うのでさらにひどい状況です。こんなときしかゆっくり川見できないので、久々に仁科川、那賀川、稲生沢川、河津川を回ってきました。どこも釣り人が少ないので、オトリが確保できないことも考えて狩野川から持っていきましたが、竿を出すことなくドライブは終了です。
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釣り人が写っている場所は鮎のハミ跡が見られましたが、いずれも放流ポイントなのでしょう。駐車されている車は全て県外ナンバーなので、お盆の帰省や旅行ついでに竿を出したという感じです。かつては海水浴客で渋滞がひどく、この時期に伊豆半島を周遊するなんて考えもしませんでしたが、この日はまったく渋滞なし。

遅くなったらそのまま帰ろうと思いましたが、午後の早い時間に狩野川に戻ってこれたのでオトリがあるので竿を出します。結果は前述のとおり3尾。やっぱり「う~」が「へー」ということは事実ではありますが、「腕に自信のある人はどうぞ」とはもはや言えません。友人の感想は、「これなら酒匂川の方がまし」とのことでした。

地元の人でない限り、早川、中津川、相模川に行かれることをお勧めします!006.gif
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↑仁科川
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↑稲生沢川
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↑河津川

by scott1091 | 2012-08-12 22:32 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(2)

Commented by きゃぷてん♪ at 2012-08-17 13:05 x
ここまで酷いなんてキッツイですね~。狩野川には子孫を残す種苗は残っているのでしょうか?ところで、淵で群れる放流モノは密かに垢を食んでいるのですか?
関東の方々には来年以降の遡上と放流の在り方が非常に気になるところではないかと思います。私も来年は行きたいところですが・・・って、もう来年の話かい!?って感じですね。
今週末は、奥飛騨慕情にてオロロと仲良しになってくるっぺ~♪
Commented by scott1091 at 2012-08-17 20:38
よっちきさん、こちらでまとめてレスします。

赤い竿は胴調子なので、現行モデルも感度は似たり寄ったりでしょう。同じMT調子でもSPMTは別物なので、来年は1本いっちゃいます~?SMTも標準装備となってお買い得になりましたが、40万円ロッドはパーツ代が半端ではないので折損には気をつけてくださいよぉ~!

さて淵の放流鮎ですが、もちろん石垢を食んでいます。それは石色を見れば一目瞭然なのですが、食んでいる姿を見ることができません。遠くから見ると石の側面をほんの一部の鮎が食んでいるのですが、近づくと群れごと底に沈んでしまい、待っていてもハミに出てこないんですよ、これが!

狩野川の天然については、釣り場としての価値がない支流で、子孫を残せるくらいの数は確認しています。問題は産卵時期の川の状態と、流下したときの海水温でしょう。しかしこれがうまくいっても絶対数が少ないので、天然の復活には時間が掛かるでしょう。シーズン初期の放流鮎はともかく、天然は来年も諦めています。

青空軍団の活躍を見たら、オロロがいても行くっきゃないでしょう!(笑)
頑張ってきてください。