狩野川の試し釣り結果についての疑問・・・

先日、川の状態にしてはまずまずの結果だったと書きましたが、狩野川漁協が発表した「試し釣り箇所別実績表」を見れば見るほど疑問が湧いてきます。すでに最大重量40㌘を超えているデーターがあることは指摘しましたが、この5箇所に大物(=最大)が記載されていないのはなぜなのでしょうか?

他のブログで釣果はオトリ込みの数字のようだと書かれていますが、まさかそんなはずはないですよね。オトリ込みで平均重量を出しても、またセシウムやDNA検査をしてもまったく意味がありません。セシウム検査に至ってはその主旨から、釣れた魚を対象にしないと検体偽装になってしまいます。

「今回釣った魚の内、4キログラムはセシウム検査に、更に100尾はDNA検査に回します。」
↑狩野川漁協HPより原文そのまま

もし、大物欄に記載がない5箇所については釣果がなかったとすると、釣れた魚の総重量は3,535㌘となり、セシウム検査に回された4㌔に達しません。またこの釣れた場所の釣果にもオトリが含まれていたとすると、何が真実なのかまったく判断できなくなります。

一般的に餌の関係で、養殖の方が天然(差はあるものの含む放流魚)よりもセシウム蓄積量が少ないので、もしオトリが含まれているとなれば検査結果が薄まっている可能性があります。

このブログを見ている方で真実をご存知の方がいらっしゃいましたら、コメント頂けると幸甚です。釣果の鯖読みは解禁までの追加放流でカバーできるかもしれませんが、セシウムについては長いスパンで人命に影響する問題なので、正確な情報開示が何よりも重要です。

by scott1091 | 2012-05-15 20:41 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(7)

Commented by futoharisu at 2012-05-16 13:50
ども、新ちゃんです。
今回、漁協が行うこととなったセシウム検査に関しては、世相もありますが評価すべきことと思います。
しかし、仰るとおり、行うからには”真面目”取り組むべきであり、折角の努力が半減するような評価を得てはもったいないことです。
漁協関係者も例年の活動に加えて、調査に関しては委託することまでの配慮であったのでしょう。やはり、漁協関係者がどれだけ真剣に取り組んでいるかがこのような場面で計れてしまうって事でしょうか。漁協組合員の中にも真摯に取り組まれる方もいらっしゃるでしょうから、意見の聴取を行い、ステイタスを得られる活動にするべきと考えます。

上述は良い結果が前提の記述です。
全国のセシウムによる汚染度を示したHPを検索しましたが、いろんな情報があり、よくわかりませんが総合的に考えますと「狩野川に大事はない」ってことでしょうか。
しかし、静岡県では、お茶から規定値以上の放射性物質が検出されたこともあり、漁協のみならず、狩野川で鮎釣りを楽しむ私たちには関心の高いところであります。
しかし、悪い方向の結果が出たら・・・漁協関係者の方も悩ましい所とさっします。
Commented by scott1091 at 2012-05-16 20:45
太ハリスさん、こんばんは!

静岡県によれば、昨年8月に狩野川で採取された鮎から「セシウム134」が6Bq/kg、「セシウム137」が9Bq/kg。合計で15Bq/kgが検出されています。これは今年4月から適用された新基準値(100Bq/kg)に照らしても、問題のない数字です。採取時期から類推すると、試し釣りの鮎は放流間もないことから、これよりも少ない数値になるはず。しかしサンプリングが正しく行われていないと、過去の数値の信頼性も揺らいでしまいます。

今回の件はデーターの集計ミスと思いたいですが、せっかく県がコストを掛けて検査しても、検体サンプリングを厳密に行わないとデーターベースになりません。この歳になればセシウムなんて気にしないという釣り人も多いですが、基準値内であっても多い少ないが気になるのが普通の感覚でしょう。検査機関によって検出限界が異なるので、「検出せず」となっていても、一律には比較できないのが難しいところではありますけどね!

どんな結果であれ正確な数字であるならば、それをもって各自が判断する。大袈裟ですがこれが民主主義の原則であり、自己責任でもあります。だからこそ、判断の元になるデーターにこだわるのです。
Commented by 鮎原人 at 2012-05-16 21:18 x
いつもクールなブログ記事、楽しく拝見しております。

>データにこだわる
仰る通りですね! 文系理系に関わらず(そもそもそんな区分けは無意味)、困ったときや焦ったときは、意識するしないに関わらず、「定性的」な表現にバイアスがかかるような気がします。放射能問題・原発是非の「政治判断」こそが、定性的の最たるものと感じます。
きちんと数字を出して、比較対象の母数、分母、分子をだせば、誰でも公平に判断できることですからね。
放射能測定は、環境線量や測定精度の問題で単純判断はできにくいでしょうが、どういう基準・方式で出した数字なのかを公表すれば済むはなしですからね。
そういった 「基本」 の思考・哲学の欠如が気になって仕方ありません。
狩野川の件、すっきりするといいのですが。。
Commented by scott1091 at 2012-05-17 20:27
鮎原人さん、お久しぶりです!

「Liberal(Liberty)」の解釈が難しいことはあまり知られていませんが、少なくとも「Free」とは意味が異なります。ある方が「自由の女神」は誤訳で、日本語としては「自己規律の女神」が正しいと指摘されています。これがまさに民主主義の原点であり、「すべて自分で決め、自分で責任をとりなさい」という社会なんですね、日本は。あまり知られていませんけど!

私を含めた「ゆとり世代」は、このもっとも重要な原点を「Free=自由」と取り違えて、いいとこ取りばかりして「情報の取捨選択」や「考えること」を放棄し、問題が起こると「行政」が「規制」がとなっているのが現状です。これがまさに鮎原人さんが指摘されている『基本の思考・哲学の欠如』にもつながるのでしょう。公務員削減や規制緩和は、より高い自己規律なくしてはありえないんですけどね!
↓続く
Commented by scott1091 at 2012-05-17 20:50
↑続き
ここからは憶測になりますが、おそらく今までの試し釣りの結果も同じように集計されていたのでしょう。それに私が気づかなかっただけであり、セシウム検査のことがなければ今年も同様だったと思います。これは私にバイアスの掛かった情報などあてにせず、自ら竿を出して判断するという考えが根底にあるからです。

鮎原人さん、本件についてすっきりなど期待してはいけません!狩野川は県東部を代表して検査対象になっているのでしょうが、行政検査には管轄団体へ検体サンプリングを一任するケースもある。これを知りえただけでも、品目によって数値の上振れリスクをある程度予測することができます。

今年は長良川にもお邪魔しようかな~と思っています。
Commented by 鮎原人 at 2012-05-18 09:47 x
鮎で生計を立てている団体ならば、鮎はいわば商品ですね。鮎だけが商品では無く、風景も、環境もその一部でしょうが、直接管理するものとしては鮎のみです。ならば一般民間企業では当たり前の 「品質管理」 の概念を当てはめてみれば、漁協発表の様々な 「不信」 は取り除かれるはず。
民間企業では当たり前の、「基本の『キ』」 が抜けているんですね。 思考・哲学以前の基礎の世界の事柄でしょう。このはなしはこれぐらいにして。

長良。
九頭竜に比べると、とても難しい川になっています。
昔の遡上は期待すべくも無く、放流に頼っている始末。それでも15
トン以上放流するだけマシですが。ただ私は、あの川と町と集まってくる人々が好きなので、通っています。今年の遡上は河口堰の統計的にみて 『平年』 ですが、ブログサイトによっては、堰開放中に相当遡上したと思われる、というような定性的上ぶれバイアスが流されています。私の見る限り、劇的変化はありません。ただ自然については予測しきれるものでは無いですので、蓋を開け、梅雨も明けるまで、結果はわかりませんね。是非良いタイミングを見計らっていらっしゃってください! では!
Commented by scott1091 at 2012-05-18 23:11
鮎原人さん、こんばんは!

河川漁協は魚を増やし、一般の釣り人に良好な漁場や河川環境を提供することを義務付けられていますが、「品質管理」の責を負っているとの意識はないかもしれません・・・。ご指摘のとおり民間であれば、「品質管理」は企業の生命線。大きな損失や倒産に至った事例は、枚挙に暇がありません。

さて、毎年楽しみにしているのが、岐阜市中央卸売市場の天然アユの初セリ。今年は5月11日でしたが上場は140枚(1枚が約1㌔、32~80尾入り)。昨年は大雨で入荷がほとんどなかったので昨年比10倍になりますが、枚数が多かったわりによく売れたとのこと。体長は9~16㌢で平均13㌢と例年よりも小さいようです。

かつては長良はもちろん、吉田、益田、馬瀬にも足を運んだんですよ~。一番古いところでは土岐と木曽(ライン下りが通った記憶が・・・)。それこそ近くにある金〇園で、子供の頃憧れだった歌手が働いている、な~んて噂がまことしやかに流れていた時代です。今の長良川では釣れないかも~。σ(^_^;アセアセ