世間は「山ガール」で賑わっているらしい・・・

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一気に春らしい季節となり、晴れると山はどこも登山客で賑わいます。特にこの数年で、加速度的に中高年の登山者が増えてきました。私は戦後の登山ブームを知らないので、人生の中で今がもっとも登山人口が多い印象です。

私が徘徊する山は日帰りが一般的ですが、本格的なシーズンに向けて体慣らしも含めて一泊二日程度の装備で登っている方々が多いです。今は高校や大学では無くなりつつあるワンダーフォーゲル部や山岳部ですが、団塊世代はほとんどの人が知っているはず。放課後、くそ重たい砂袋入りのリュックを背負って、黙々と階段の登り降りを繰り返す姿は、来るべき山行に備えた修行そのものでありました。

よもやその世界に足を踏み入れることになろうとは、今の中高年カマーは誰一人として想像していなかったことでしょう。これに華やかな山ガールも加わって、レディース・パワー全開といったところ。私はバリエーション・ルートを使うことが多いので、山中で山ガールにお会いしたことはありません。しかし最近は、沢屋しか使わなかった獣道にもリボンが目立つようになってきました。
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残置されたハーケンやシュリンゲは普通の人は取り付かないので問題ありませんが、山の中腹に見えるリボンは、道を間違えたり安易に尾根に取り付いて遭難につながるのではないかと複雑な気持ちです。バリエーションは登山道より体力を消耗しますし、行くも地獄、戻るも地獄的な場所も多いので気をつけましょう。

さて山の話はこの辺で。この週末もお決まりの雨。ここまで週末に天気が崩れる状況が続くと、もはや慣れてきました。しかもこの土曜は、終日雨に加えて気温も急激に低下する予報です。このような天候では初めての谷には入れないので、過去のデータからいくつかの場所をピックアップします。

カッパを着るといつもよりペースが落ちるので、十分余裕を持った計画で家を出発。思ったよりも順調なペースで入渓しますが、雨脚が気になるところ。もちろんエスケープ・ルートは確保しておりますが、それを使うことになるとさらに時間が掛かるので、切り上げ時を誤ると残業になりかねません。
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水色やゴミの流下に注意を払いながら、この日は久々に100%サイトで釣りました。しかし気持ちはとてもホットなのに、気温の低下は半端ではありません。濡れた手はしだいに悴み、いよいよクリッパーでティペットを切るのも困難になってきました。一時は止むかと思われた雨も完全なベタ降り。

これでビバークとなったら装備が足りないので、早めに脱渓したいところ。しかし今度はいつ来れるかわからないので、記憶にある滝まではどうしても遡行したい。記憶を辿りながら遡行ペースを上げます。そして予定よりも40分遅くれで目的地に到着しました。

ここで道具を仕舞って、すぐに降下を開始。往路が順調だったので20分くらいは取り返せると思ったのですが、体が温まるまでゴーロでのペースが上がりません。またショートカットの登り返しに思ったよりも時間を要し、ヘッ電が必要になるか微妙なところ。家を出るときにテストはしていますが、間違いなく点くか不安になるのが山。しかしリュックのカバーを外して、ヘッ電を出すのももどかしいので先を急ぎます。
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昼食を食べていないので、ポケットに入れた行動食を食べながら早足で歩きます。遅くとも19時には妻に電話を入れたいのですが、思ったようにペースが上がりません。加齢による体力不足とカッパを着ているのが原因でしょう。ここまでノンストップで歩いてきましたが、ここで少しペースを落として水分を補給します。

山は雨で煙、急速に闇が近づきつつあります。気温が2℃前後なので雪になるのが心配ですが、残りのルートは熟知しているので迷うことはないはず。そして何とか携帯のアンテナが立つところまで到達し、妻に現在位置と今後の予定を伝えます。これでまずは一安心。かなりバテ気味なので、ここでやっと休憩。

悲しいかな体力不足は否めません。
最近は軽いランニングもサボリがちですし・・・、反省。
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山屋や沢屋のように登るルートが決まっていると登山計画書も作れますが、釣屋の場合は先行者がいると場所を変更しなければなりません。しかもバリエーションを使うとなれば、ルートを明確に記するのは難しい。そこで私は単独行のときは候補をいくつか絞り、妻が車のあった場所で沢を特定できるようにしています。もし帰ってこないときは友人に連絡をして、翌日捜索に入ってもらう段取りです。

谷や登山道を外れた場所で動けなくなると、いつ発見してもらえるかが一番不安なこと。探してくれることわかっていれば、次に取るべき行動や頑張り方が変わってきます。もちろんそんなことがないように、無理のない計画と横着しない用心深さ、そして日ごろの体力作りが前提であることは言うまでもありません。
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翌日の日曜は雨後なので、餌釣りにとっては絶好の条件。里川、渓流いずれも釣り人で一杯なので、マイナーな沢の調査に行きました。結果は、残念ながらわずかに生存しているレベル。資源減少の主たる原因は記録的な豪雨による沢の崩壊なので、もはや手の打ちようがありません。

この日はめずらしく早上がりだったので、初めてマフラーを交換した車で峠を走ってきました。音量そのものは純正と大差ありませんが、音質はかなり違ってエンジンの回りを強く感じます。また低回転からトルク上昇を実感でき、結果として街乗りではアクセルの踏みが浅くなるので燃費向上にもつながりそう。今年の遠征が楽しみですな!

by scott1091 | 2012-04-17 20:33 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(0)