「国際フィッシングショー2012」に行ってきました!

卓上カレンダーに書いてある☆マーク。これはいったい何の意味だったのか?しばらく思い出せないくらい間が空いてしまった「国際フィッシングショー2012」。昔話をしたら笑われますが、かつては大阪と同じように金曜は業者とプレス関係者オンリーでした。

したがって一般公開は土曜と日曜だけなので、メチャクチャ混んで鮎竿まで行くのがも~大変。会場も「晴海→幕張→お台場→横浜」と変わったことは、若い方々はもちろん知らないですよね~。

こんな状況なので、私はもっぱら業者日に入れてもらってました。その習慣が残っているので、現在も行くのは金曜日。会場が空いていれば大体2時間くらいで見終わってしまうので、遠方からの来場者が一段落ついた午後に行くことにしています。

開催が2月から3月に変わったのは昨年からですが、東日本大震災で開催が中止になったので今年が初の試みとなります。先行する大阪と差別化して、新商品発表会というよりも釣りに興味を持ってもらうフェスティバルを意図しています。アングラーズ・アイドルのコンテストも、「AKB」の総選挙みたいなもの。もうちょっと古い世代であれば、学園祭の美人コンテストといったところでしょうか?

しかし若い女性のいる場所に、若い男性が集まるというのは昔の話。草食系男子は狩猟本能も少ないようなので、釣り場に若い女性が増えて喜んでいるのは元肉食系男子だったオヤジくらいでしょう。横浜で「みっちぃ」が公約どおりスクール水着になるのを楽しみにしているのは、どう考えてもオヤジだけですよね~。
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さて本題です。当日は雨だったこともあり、拍子抜けするくらい人がいませんでした。いつも人が多い鮎竿のコーナーも、どこのメーカーも空いています。あのジャッカルですら、混雑嫌いの私がブースに入ったくらいですから。したがってどこの竿も振り放題。こんなフィッシングショーは初めてです。

おまけにブーツもサイズを出してもらって試着できちゃうし。これって、メジャー釣具店が開催する展示会よりも快適。すでに宇都宮、群馬などでフィッシングショーが終わっているので、鮎用品を目的とした来場者が分散されているのかもしれません。

またいつも人だかりとなるシマノのリール・ブースもスタッフが沢山待機していましたが、この日は接客している人がほとんどいませんでした。会場全体がこんな感じなので、非常に効率よく見て回ることができました。

がまかつにいたっては、私が鮎竿を見ている間に竿を持ったのは二人だけ。しかもこのお二人の会話が「この長い竿、何に使うのかしら?」、「あれ(→鮎)、なんて読むの?」です。釣り人口の増加を目論んだイベントだけに、ある意味成功しているといえましょう。008.gif

しっかりと見た竿は、ダイワは「銀影競技スペシャルMT」、「銀影競技スペシャルSF」、「銀影競技T 中硬硬」、「銀影競技T 早瀬抜」、「銀影MT」。特に「銀影競技T」は穂先が変わると振り調子が変わるので、穂先ごとに確認しました。
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シマノは「リミテッドプロ トラスティNI/PERSONAL SPEC」、「リミテッドプロAZ KODACHI 80-85ZI」、「リミテッドプロAZ NAGINATA100-95 ZI」、「スペシャル競FW NI」、「スペシャル競RS NI」、「FTフォース NI」。

がまかつは「ロングレンジⅡ」、「ハーディスト」、「シルフィード」。竿を継ぐときの調整不足かもしれませんが、硬い竿は振るとカタカタ鳴くのが気になりました。最終製品はしっかり摺り合わせされると思いますが、嵌合がいまひとつなのが残念なところ。塗装の問題については毎年書いているので省略します。

バリバスは展示されていた「レクシードヴォルティス」。6本展示されていたので調子が全て違うのかと思ったら85が3本、90が3本展示されていました。調子を早瀬だけに絞ったのは、販売戦略的に正解だと思います。

いずれのメーカーも、継続モデルは良くも悪くも一貫性を感じますし、新たなコンセプトの竿は値段に見合った仕上がり。「ロングレンジⅡ」はおそらくこの会場でしか見れない竿なので入念にチェックしましたが、やはり11㍍の鮎竿は楽しく釣れる限界を超えているようです。

前モデルよりもだいぶ竿ダレやブレが少なくなっていますが、荒瀬クラスの長竿はこの素材構成でも10㍍までではないでしょうか?もちろんニーズがあるから作っているので、決まった本数は確実に売れるのでしょう。
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30 ~40万円台の竿については悪いはずもありませんが、これらの竿の中で欲しいと思ったのは「リミテッドプロAZ KODACHI 80-85ZI」のみ。価格は税込みで341,250円なので、実売価格で25万円くらいになります。

この竿は早瀬ではなく急瀬クラスの竿ですが、80でも85でも竿の調子が変わらないのが魅力です。これは穂先から元上までで調子が完結しているからと思われますが、8㍍でこれだけのパワーが出せるのは「スパイラスX」構造によるものなのでしょう。

一見、ダイワの「Xトルク」とシマノの「スパイラルX」は同じように思われるかもしれませんが、竿の構造はまったくの別物です。カーボン繊維をクロスに組み合わせる点は共通していますが、「スパイラルX」の肝は竿の内層と外層を、それぞれ逆方向にカーボンテープで締め上げているところがポイントです。

これに対して「Xトルク」は、内層と外層のカーボンシートを繊維がクロスするように組み合わせますが、シマノのようにテープではなく一枚物のシートであるため、マンドレルに巻くときに締め上げることができません。どちらが優れているかは別にしても、同じ自重で仕上げればパワーは「スパイラルX」に軍配があがります。ダイワに比べてシマノの竿が全体的に軽いのは、まさにこれが理由です。

逆に「スパイラルX」の欠点を上げるとすれば、製品の仕上がりに曲がりが出やすいこと。そしてテープの重ね代があるため、真円に仕上げるのが難しい。外見的にダイワの方が仕上がりがよく見えるのは、これらの点については「Xトルク」の方がコントロールしやすい構造だからです。
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この時期になればすでに総合カタログを見ているので、鮎竿の振り調子を確認するために会場に足を運んでいるようなもの。しかし今年は、久々に行ってよかったと思える商品を見つけました。それは「楽竿(らっかん)」という竿受け。自分用に改良を重ねて、20年近く掛かって完成したとのことです。

通信販売のみで「実用新案登録」もなされています。作者がチヌ用に開発したものですが、「竿受け」ではなく「竿持ち」と表現しているように、竿を置くとホールドされ、竿を持つと開放される構造が画期的ですし、機能美がすばらしい。税込み48,000円と高額ですが、全て手作りなので底物用の竿受けと比較すれば妥当な価格設定なのでしょう。

対外発表は今回が初めて。販売開始はフィッシングショー翌日の3月26日からとのこと。ご興味のある方は、「楽竿工房」にアクセスしてみてくださいませ。私は少し改良を加えて、ヤエンに使ってみようかな~と思案しているところです。
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by scott1091 | 2012-03-23 23:25 | オフ・ネタ | Comments(0)