解禁なれど、今年はかなり厳しいです!

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いよいよ2012年の渓流解禁!当然ながら山岳渓流に分け入る所存ではありましたが、28日(火)に降った雪がそれを阻みます。今回の釣行記に詳細は記載しませんが、そんな雪山にもチャレンジしました。

雪国の方からは笑われてしまいますが、フェルト底のウエーディング・シューズで踏破したと言えば、その過酷な状況はご理解頂けるでしょう。危険な場所はほとんど四つんばい。トラバースのために登った尾根から降下するときは、久々に「恐怖」を感じました。リッジに立てば、行くも地獄、戻るも地獄です。008.gif
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こんな苦労をしたのに釣果はなし。そこでこの水系をあきらめて、雪がない渓流へ移動します。しかしいくら急いでも、釣りをする時間はあまり残されておりません。落石や枝を手で移動しながら、まずは車で行けるところまで行って、そこから早足で目的の場所に急ぎました。そしてしばし上がった息を整えていると、な~んとストーンとメイフライがチラホラ。頑張って来てよかった~。005.gif001.gif

ライズこそありませんが、魚がフィーディング・レーンに乗っているのは間違いなし。昨年よりもかなり進んだ老眼に苦労しながらフリーノットでフライを結び、まずはセオリーどおり手前から。そして本命の流れにフライを乗せると、「バシッ」と出ました。

しかしながら痛恨の空振り・・・。
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かつてはこのようなことがないよう、解禁前には必ず管理釣場で勘を取り戻していたのですが、ヤエンを始めてからはすっかり疎かになっています。視認してから手が動くまでの反応が、昨年よりも遅くなったように感じるのは加齢によるものでしょうか・・・。

同じ流れのさらに奥へフライを打つと、これまた「バシッ」。さすがに2回目なので、これはしっかりフッキングしました。今季最初の魚なので、小さいですが写真を撮ってからリリース。結局この日は同じようなサイズが遊んでくれて、まずは2012年シーズン初日は終了です。さすがにメチャクチャ疲れました・・・。042.gif
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夕方には雨が降り始め、場所によっては雪になっているところもあるとのこと。土曜の釣果は全般的に低迷し、翌日も雨の予報なので友人達の釣欲もすっかり意気消沈。しかしながら私は、当然ながら日曜も釣りに行きます。家を出るときの気温は、前日よりもかなり低め。午後からは雨なので、かなり過酷な釣りになりそうです。

こんな日は里川のライズの釣りも魅力ですが、そのような場所にはライズ待ちをしている釣り人います。そんな見慣れた風景を横目に、私は目星をつけた沢を目指します。この時期に沢でドライフライ(以降ドライ)に出る魚は、型はあまり期待できません。これは水量の多い沢ほど、ドライに反応する確率が低くなるのと一緒です。
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したがってハッチがなくても水面を意識している魚を探すには、水深が浅い方がよい。しかし越冬した魚は水深のある流れに溜まっているので、この時期のドライは餌釣りに比べて圧倒的に不利。フライにはニンフもありますが、偽物は魚がフィーディングレーンに乗っていないと難しい。

底にじっとしている魚を釣るには、やはり錘で生餌をしっかり沈めてしまう方が有利です。プールや堰堤で餌釣りの人が粘るのは、フィーディングレーンに乗っていない魚でも口を使わせることができるから。これは生餌だからこそできること。水温が低いときは、渓流魚でも底にじっとしていることが多いのです。
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↑3月3日は「ひな祭り」

それでも私がドライにこだわるのは、視覚的な刺激が好きだから。ヤエンに灯りを付けるのも、まったく同じ理由です。したがってニンフの釣りもインジケーターがあるので、嫌いではありません。しかし前述のように、フィーディング・レーンに魚が乗っていれば、出方は荒くなりますが大抵はドライに反応させられます。魚が見つけられるのが前提になりますけどね!

選んだ沢の水温は8℃。これは予想外に高い。この水系にもまだ雪が残っていますが、気温が低いので雪代が入っていないからなのでしょう。入渓と同時くらいにショボ雨が降り始めますが、体感温度は朝よりも温かい感じです。
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↑外国メーカーの中では軽くて柔らかいと定評のある「Head Water Boot」。「Head Water Stocking Foots」用に購入してみました。靴底が広く踵部分が厚いのが長所でもあり短所でもあります

ドライに反応させるために大き目のフライを使うので、魚の出方がメチャクチャ早くて荒い。場所によってはライズしている魚もいますが、逆にサイズがマッチしていないのでフライには反応しません。飛んでいる虫は確認できませんが、おそらく何らかのシャックを食っているのでしょう。

誰もいない清々しい渓流を遡行しながら、時折ハッチマッチの釣りもできて大満足。サイズが全般的に小振りだったので、少し下流域でもう一ラウンドやります。あまり良い渓相ではない区間をいい加減に釣っていたら、思わぬ浅場で「ガバッ」と出ちゃいました。ティペットを交換していなかったこともあり、痛恨のアワセ切れ・・・。気を取り直してそこから真剣に釣ると、飽きない程度に魚の反応がありました。006.gif
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こんな感じで、まずは解禁一週目は終了です。楽しい思いができた人も、来週リベンジを誓った人もいると思いますが、それは釣りができる環境があってこそ。そんな当たり前のことを、しみじみと感じる2012年の幕開けとなりました。
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↑キャラバンの「丹沢」とFoxfireの「LTWウェーディングシューズ」

by scott1091 | 2012-03-04 20:25 | フライフィッシング / 渓流・湖 | Comments(4)

Commented by Wara at 2012-03-05 23:11 x
渓流解禁 おめでとうございます。
厳しいコンディションの中、しっかりと渓魚に挨拶をされたようですね。流石です。
ご存知だと思いますが、TOMOさん愛用のフライ・リール=ウォーターワークスラムソンが「東日本大震災支援プロジェクト 限定リール」を発売するようですね!私は買えませんが!
Commented by ariari at 2012-03-06 17:41 x
お疲れ様です、久しぶりの谷歩きはさぞお疲れの事でしょう。源流のフライはヒラスズキと対極のようですが共通点が多くとても参考になります。そろそろ私もヒラスズキ行かないと!です。
Commented by scott1091 at 2012-03-07 22:21
Waraさん、お久しぶりです!

「Waterworks P-1 絆モデル」については、私も最近になって知りました。問い合わせたところ、最初の約25台、そして追加の約10台、いずれも1月にHPでアナウンスされており、すでに終了しておりました。

昨日の早朝はまさに春雷。そして日中の気温は18℃まで上昇し、今日もコートがいらないくらいの陽気です。これで山の残雪はすっかり融けたと思われます。またすぐ寒くなる予報ですが、啓蟄を過ぎて三寒四温を実感できる季節になりました。
Commented by scott1091 at 2012-03-07 22:22
ariariさん、こんばんは!

当然翌日には足が筋肉痛になるわけですが、最近はさらに2~3日後くらいに背筋にだるさがきます。こんな釣りは、あと数年しかできないのでしょう。通いなれた渓流も、ゲリラ豪雨や台風でどんどん失われておりますし・・・。

いよいよヒラスズキのシーズン到来ですね!これから鮎解禁までは一番エキサイティングな時間を過ごされるのでしょう。私もariariさんのコメントを読んで、ヒラスズキに思いを馳せております。今年も安全第一で楽しんでください!