今週の竿頭ポイントはどこやの?

いよいよ例年竿を納める11月の第一週。この時期になるまでに、一回くらいは手が悴むような日があるものですが、今年はともかく暖かくてそんな日は皆無。そんな陽気もあって、いまだ釣り人は例年よりもかなり多め。今年の狩野川の日釣り券は「赤」でしたが、今年度分がついに完売となり、急遽昨年度の「水色」を使うことになったそうです。

しかし7日の天気のサイクルは相変わらず正確で、この週末も日曜は雨。土曜も早くから天気が崩れるとの予報なので、日差しは期待できません。しかし家を出るときの外気温はすでに16℃。日中は20℃を越えるとのことなので、袖を外したカッパを着ていれば快適に過ごせるレベルです。
f0103126_13275316.jpg

道中見える田方平野の稲は、まだかなり残っています。いつもの出勤時間ですが、下流域は付き場と思われる場所には人が沢山見えます。そんな景色を楽しみながら、この日の「竿頭ポイント」を探して行きます。水位は10㌢の減水。台風15号以降、初めてここまで減水したので、かなりポイント違って見えます。

遠目から石色で判断して、竿を出す前に目視で鮎を探します。しばらく鮎が見つかりませんでしたが、石色の良い浅場で追星の出たオス鮎を発見。ここで竿を出すことにします。最近の養殖オトリは大きいので、鮎が付いている石に送り込むと野鮎の方が小さい。すぐに掛かることを期待しましたが、しばらくしたら野鮎が逃げてしまいました。
f0103126_13273236.jpg

浅場には他に鮎が見えないので、少し水深のある場所で泳がせます。しかし最初の1尾が一向に掛かりません。このまま泳がせていても時間だけが過ぎそうなので、一抱えくらいある石の側面にメタルラインを擦りつけるようにして誘います。この狙いが的中して、すぐに目印が飛びます。emoticon-0105-wink.gif

掛りどころは悪くありませんが、大切な最初の野鮎なので慎重に掬います。追星が出たオス鮎なので、泳ぎも悪くありません。今度は狙っていた石組のコースをトレースするように引きます。すぐに掛かりそうですが、期待とは裏腹に当たりがありません。同じコースを何回かトレースしますが、会心のコースでも掛からないので、狙いを変更します。
f0103126_13281263.jpg

今度はここだと思われる場所で、オトリをしっかり止めます。粘っても掛かりませんが、掛かるときはほぼ秒殺。こうなると空中輸送でテンポよく釣っていった方が早い。しばし「ポチャン、目印ビュン」を楽しんで、このパターンで釣れるポイントは終了です。

次は水深の浅い場所を、ゼロオバセで引きます。あまり変化のない流れですが、ちょっとしたヨレで閃光が走ります。場所を荒らさないように慎重に獲り込んで数を伸ばします。一見どこでもかかりそうな流れですが、掛かった場所には共通点がありました。
f0103126_13282642.jpg

上流で釣っていた人が釣れないので移動するとのことなので、その場所に移動します。この場所は水深があって底石も大きめ。よいオトリが沢山いるので、引き釣り泳がせで掛けていきます。連日人が入っているようで、難しいところでしか掛かりません。養殖から野鮎に変えられないと、なかなか掛からない典型的なポイント。

この場所を一通り釣ってから昼食。人が徐々に増えてきたので、午後は人が釣らないような荒瀬に移動します。とても釣り難い場所なので、竿抜けが期待できますがこんな荒い場所に鮎がいるでしょうか?しかしその不安を払拭するような石色。移動して正解でした。emoticon-0100-smile.gif
f0103126_1328519.jpg

いままで釣っていた場所は、あれよあれよという間に昼から移動してきた釣り人に占拠されてしまいました。皆さん使っている竿もウエアーも統一して、竿捌きを見る限りでは腕も良さそう。私と違うタイプの釣りなので、私が釣った場所でどのくらい掛かるのかとても興味があります。

午後の場所は、盛期と同じような感じで掛かってきます。今までの場所はオスの方が多かったのですが、この場所はメスばかり。オトリにするとあまり泳がないので、すぐに掛からない場合は、午前中確保したオスのオトリを使います。
f0103126_21204510.jpg

この間も他の釣り人の様子を見ていますが、やはり竿が曲がりません。私が釣った鮎はオスは追星ギンギンでしたし、肉眼で鮎が確認できればほとんど掛かりました。この季節はこの手の鮎が抜かれると、次の鮎がすぐに縄張りを持たないのでしょう。釣っていてそう感じていたのですが、あれだけ泳がせても掛からないのはそれを裏付けています。

秋の鮎釣りは縄張り鮎というよりも、メスにオスが近づく生殖本能によって掛かるケースが多くなります。したがってメスをオトリにして泳がせるとポツポツ掛かるものですが、この日はこのパターンがありません。特別魚が若いということではありませんが、まだ縄張り鮎の方が多いということなのでしょうか?
f0103126_1329487.jpg

しっかり追って掛かっている感じなのでバレも皆無。久々にハリ合わせに悩まされることなく、一日が終わりました。釣果は全部で28尾。小さいのも少し混じりましたが、ほとんどが18~21㌢クラスでした。

翌日の日曜は所用で釣りはお休み。これで鮎釣りは終わりにする予定ですが、目安にしている稲が日曜もまだ残っています。さて、どうしましょう?emoticon-0138-thinking.gif



<豆知識>
f0103126_21333584.jpg

秋の鮎釣りで糸に絡んでくるのが「ハリガネムシ」。もともと水生生物ですが、卵の状態で水生昆虫に捕食され、それをさらに食べたカマキリに寄生して成虫になります。寄生されたカマキリが死ぬ前に水辺に行くのは、この「ハリガネムシ」が関与しているという説もあります。写真の個体は短い方ですが、長いものになると付け糸に絡むと外れません。そんなときはハサミで何箇所か切っちゃいます。かなり気持ち悪いですが、人には寄生しないのでご安心を!

by scott1091 | 2011-11-05 13:29 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(4)

Commented by フェンウィック at 2011-11-07 23:28 x
こんばんは 福井のフェンウィックです

 記事の中に 『 今日で鮎は納竿の予定 』 とありましたが、今年も鮎竿の開発と合わせて大活躍の年でした。本当にお疲れ様でした。

 テニス肘は、もう完治されたでしょうか?肘に負担を掛けないようにしていれば、自分の年齢だけの日数で自然に良くなるものですよ。

 私のブログ閉鎖では、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。もう、こうするより他に方法がありません。デジタル全盛の時代に、私のようなアナログ型の人間もいるもんだと、頭の片隅に置いていただけると幸いです。

  『 X Day 』 が何時来るか解りませんが、それまで何とか頑張ってみようと思っています。
Commented by scott1091 at 2011-11-09 21:22
フェンウィックさん、こんばんは!

私も絵に描いたようなアナログ人間です。仕事でメールが沢山来ると、本当に憂鬱になります。立場的に言える人には、口頭かペーパーで報告するよう指示していますが、ペーパーレスとかエコとかで、だんだん肩身が狭くなってきました。メールを印刷すれば一緒ですが、電子書籍年代は画面で見れば十分なのでしょう。そんなメール記憶にないという若い人が多いですけどね!(笑)

おまけに節電で室内照明も照度を落とされ、老眼年齢にはとても辛い環境。加えて記憶力もだんだん衰えてきて、ブルーベリーやDHA強化食品を毎日食べている始末です。ご心配頂いたテニス肘は、柔らかい鮎竿を使うようになってだいぶ良くなりました。しかし今年は川の増水で秋にフライロッドを振りましたが、3番みたいに軽い番手でもこの動作が悪いみたいです。米国でスイッチロッドなるものがブームになっている理由を、あらためて実感しました。

ややこしい世の中ですが、釣りに行けばストレスから開放されます。お互い釣りという趣味があって本当によかったですね!気が向いたらいつでもコメントくださいませ。お待ちしております。
Commented by きゃぷてん♪ at 2011-11-11 08:37 x
さすがさすがお見事です。全く理解不能な釣果で安心します(笑)1年間の集大成の残業釣行?今年やらなきゃいつやるんだ?とも思いますが、今日の雨・・・今週末もステキなフィッシングライフを楽しみにしています♪
Commented by scott1091 at 2011-11-11 22:18
よっちきさん、お久しぶりです。

昨日からぐっと冷え込み、今日は冷たい雨が降っています。富士山の初冠雪は例年並みでしたが、その後はまったく雪がないまま今日を迎えました。おそらくこの雨は山頂では雪なので、これで例年の11月中旬となるのでしょう。

例年「もう寒くてイヤ!」となって竿を納めるのですが、今年は先週までは解禁当初より暖かいくらい。したがってこの週末にとても辛い思いをして、きっと終わりになると思いますよ~。それと今年はアオリが小さいので、まだアオリストに登場頂けません!(笑)

マカオでの様子、拝見しました。
海外出張にイクメンと頑張っているようですね!