どうしたぁ、アナキン!(「プロト2」テスト開始)

今週は三連休。ここ2年は増水で行けなかったのですが、いつもの年だと九頭竜初釣行の週と決めています。しかし今年は「α90」に早く目途をつけたいので、三日とも狩野川で釣ります。

それを知っているアナキンから電話が入ります。
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<アナキン>
「マスター、今週もご一緒させてください。」

<マスター>
「突然、どうした!」

<アナキン>
「実は、金曜休んで修行しました。」
「でも内容がまったく、だめ、ダメ、駄目モードなのです。」
「今の狩野川は、じっと待っていても奇跡がありません。」
「かといって、マスターの真似をしたらオトリが全部だめになっちゃいます。」

<マスター>
「どれくらい釣った?」

<アナキン>
「ダブルつ抜けできませんでした。」
「回りではダントツでしたが、平日なのに・・・。」
「だからまたご一緒して、勉強させてください。」



という展開で、日曜一緒に釣ることにします。
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さて釣行記録は土曜から。「α90」のプロトが届いたこともあり、竿の交換しやすいポイントを選択します。川の状態は10㌢以上の減水。垢腐れも多くなり、アオノロがひどくなってきました。

この状態で連日釣り人が入っているので、完全に場荒れ状態です。ここで一雨きてリセットされることを望んでいる人が多いと思いますが、この状態で釣るのも鮎釣りの楽しみです。早々に「プロト2T」継ぎますが、3番を伸ばしたときに違和感を感じます。042.gif

入念に確認すると、ヒビと思われるものを発見。「プロト2T」も「プロト2W」も1~3番は共通パーツと聞いているので、念のため入れ替えて「プロト2T」からテストを開始します。
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今の狩野川はすぐに掛かるような状態ではありませんが、思ったよりも柔らかい1~3番に苦慮します。最初の1尾をなかなか掛けられませんが、何とか岩盤を食んでいる見え鮎を掛けてオトリを交換します。それからポツポツのペース。しかし先週に比べると、鮎がだいぶ小さくなりました。

最大でも18㌢くらいなので、竿のパワーを確認するべく場所移動します。次に選んだ場所は淵への流れ込み。ここは数はまったく出ませんが、大鮎が残っていることが多いので大きさは期待できます。オトリのサイズが手ごろなので、引き気味で底流れに誘導します。このサイズでは可能ですが、体高のある20㌢クラスになるとかなり厳しい感じです。

そして「征龍竿EM」なら一瞬「ドンッ」とくるような当たりですが、このプロトではほとんど感じませんでした。やはりカーボンの素材や工法もありますが、竿は1~3番の張りが極めて重要です。ゆっくりと底流れから引き剥がしますが、もはやこの時点で一苦労です。この鮎が23㌢。
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これをオトリにすると、もはやこの竿ではコントロールできません。行かせっぱなしで流れ込みに戻らせると、手には感じませんでしたが目印に変化がでます。その後一気に下って淵に沈んでからは、浮かせるのに一苦労です。何とか抜こうとしますが、竿が立ち過ぎていることもあって元竿のパワーが生かせません。抜ける感じではないので、最後は弛みに寄せて掬いました。これがまた23㌢。

この場所は終わりにして、次は瀬に移動します。ここで竿を折るつもりで掛り鮎の走りを止めます。竿の角度を工夫して、胴を曲げればそれなりのパワーを実感できることを確認して、この日の釣りは終了です。釣果は28尾でした。
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次の日曜は朝練を済ませたアナキンと合流。アナキンの修行のために、偶然が起こりにくい場所を選びます。例年は三連休のようなときは釣り人が少ないのですが、今年の狩野川は違います。地元勢は出勤が遅いので、だいたい9時くらいには一杯になります。私達が入ったのは8時過ぎでしたが、あっという間に竿2本分くらいの間隔で並びました。
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この場所はアオノロも少なく、垢の状態もよくいかにも釣れそうな雰囲気です。アナキンに最初に場所を選ばしてから、私もその少しシモでスタート。今日のテストは「プロト1」の1~3番を移植した「プロト2(改)」。昨日よりもだいぶ釣りやすくなりましたが、今度は胴のブレが気になります。

見える範囲に10人以上いますが、竿が曲がったのを見たのは1回きり。時間の経過とともにオトリが弱り、釣り人の動きにもしだいに覇気がなくなります。アナキンが堪りかねて私のところに来たので、場所を交換します。オトリをあげると言いましたが、それはプライドが許さないようです。

場所を交代後も、私はポツポツ追加して昼食までに17尾。ちなみに1番上流にいたアナキンの話によれば、私以外に釣れた人はいなかった由。でも私が1回見ているから、1~2尾くらいは釣れているのでしょう。この時点で、アナキンはまさかの〇ーズ。
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<アナキン>
「マスター、このままでは鮎釣りを忘れてしまいそうです。」
「どうか、私でも釣れる場所に連れて行ってください!」

<マスター>
「どうしたぁ、アナキン!」
「40万円ロッドを使って、一尾も釣れないなんて情けないぞ。」
「それにこんなに混雑しているのに、昼から移動して入れる場所があると思うか?」

<アナキン>
「私も来年は、マスターロッドを買おうと思います。」

<マスター>
「ばか者、今の竿を使いこなしてから言いなさい。」
「じゃないと、マスターロッドの真の価値が判断できんだろー。」


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アナキンはもはや泣きが入っているので、気分転換も兼ねて移動することにします。時間的には13時半を回っていますが、目的の場所がたまたま空いていたので、そこに入ります。どうも良いタイミングだったようで、その後からワラワラ人が入ってきます。私達が入る前にこの状態なら絶対に入りませんでした~。

アナキンはやっとここで復活。もともとこの場所との相性が良いのを知っているのでリハビリです。掛る鮎は小振りなので、私は「プロト2T(改)」の感度を中心にチェックします。やはり小さい音でも、硬い竿の方が感度が良いのかな~、というのが率直な感想ですが、「Special A」と「Special T」を比較したらどうなのか知りたいところです。

ご満悦のアナキンは13尾。
私は23尾を追加して、40尾で終了です。

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そし連休最終日となる月曜。台風による影響で、午後から天気が崩れるとの予報ですが、一日持ちそうな感じです。釣り人の出だしは遅かったですが、台風が来るとしばらく釣りができなくなることもあって、最終日とは思えない賑わいです。

私も「なでしこジャパン」を観戦し、その後プロトのベンディングカーブを撮影したりで、竿出しは10時になってしまいました。この日テストするのは「プロト2 W」と「プロト2W(改)」です。

錘によるベンディングカーブは、「プロト2T」も「プロト2W」も大差ありませんが、感じる竿のパワーや、捩れ感がぜんぜん違います。感度も確認するべくサイズ別に、そしてポイントごとに釣っていきますが、やはり自重が軽い理由があります。残念ながらこのパワーでは、テンション系の釣りでピンポイントや正確なライントレースをすることができません。

自重200㌘以下という謳い文句は営業上とても魅力的ではありますが、私が開発に携わる限りこの竿は厳しい。軽い竿に期待している皆様、申し訳ありません。040.gif
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中途半端な時間にスタートしたので、15時から場所移動を試みますが、この時間でも入る場所がありません。いつもの日曜ならこの時間には川から上がる人が多いのですが、やはり今の狩野川は残業しないと釣れないのでしょう。

入ろうと思えば入れない間隔ではありませんが、この時間から割って入られるのは気分が悪いものなので、ここで潔く終了とします。友人から塩焼き用の鮎を頼まれていたので、そのサイズだけを渡して、久々に残りを持ち帰りました。このサイズでも天然と放流が混在ですが、これでオトリをつながないと数は伸びません。

今の狩野川はいくら良い天然を持っていても、その場所で一尾釣らないと始まりません。特に大きい鮎をオトリにすると、次が掛かるのに時間を要します。このサイズ↓でも気持ちよく当たりますし、すぐには抜けないのでかなり楽しめます。この日の釣果は4時間で25尾。
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↑塩焼きサイズ

私が釣る鮎はハリ傷が小さいことで定評があるのですが、今週のプロトテストでは、昔が懐かしくなるような、バックリ皮が切れてしまう鮎がかなりいました。ハリ先のチェック基準は同じなので、ハリが合っていないのか、竿による影響なのか現時点では判断できません。

今後のテストで、この点にも留意して行きたいと思います。
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by scott1091 | 2011-07-18 19:57 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(2)

Commented by flymoto at 2011-07-19 22:05
はい!水が出てリセットを望んでいた一人です!^^
ヤマメなら待ちに待った増水♪リセット♪と大喜びなのですが、鮎は・・・・リセットされた川に入るのもビビってたりする自分もまたここに居たりします。。^^;

Commented by scott1091 at 2011-07-20 20:03
flymotoさん、週末はお疲れ様でした~。

山女も鮎も一緒ですよー。特にこの時期に水が出れば、鮎は必ず好転します。台風6号による大雨警報は出たものの、狩野川は最大で1㍍の増水止まり。石垢もほとんど飛ばなかったと思います。

この週末は問題なく釣りができると思いますので、ツ抜けを目指して頑張ってください!