高水の瀬は「硬中硬」では厳しくなってきました!

狩野川は13日の雨で150㌢増水し、解禁後初めてリセットされました。
病気の症状がでている放流魚は流され、天然はこの出水で勢いづくでしょう。006.gif

水の引きは遅いですが赤濁りの時間は短かったので、残り垢も多いしアオノロも結構残っているはずです。今週も天気が悪いですが、おとり店からのメールでは金曜夕方の時点で平水より7㌢高でほぼ澄み。こんな状況なので、土曜は少し早めに行って川見をします。
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この日も先日ご一緒した友人と同行します。最初に選んだ場所は、延々と早瀬が続くポイント。体力がない魚は、まず止まることはないでしょう。おとり店で先日の増水以降、サイズが小さいが天然が掛かっているという話を聞いたので、最初から天然を狙います。

早瀬の中でも、少し棚になっている場所に釣り人が一人。その上で竿を出しますが、すぐに底バレがあってからは反応がありません。シモの人が、ぽつぽつ小型ながら掛けています。ヘチの石垢は状態が良いですが、流芯は垢がありません。この場所は大きな根石がないので石が動くからでしょう。
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友人はしばらく竿を出さずに私の釣りを見ているとのことなので、掛けないことには話になりません。この場所を見切って、歩いて移動します。ウエーダーなので、高水のときは川切りに苦労します。根掛かりでオトリを1尾ロストしているので、狙うポイントがいつもより慎重になります。008.gif

いつもはチャラ瀬でも、この日は立派な早瀬。そんな手前の流れでやっと掛けますが、抜いたときにバレてしまいます。これからは、しばし長い沈黙。オトリはかなり弱っていますが、思い切って水深のある流芯を挿します。すぐに掛かったのは、オトリより大きい天然。掛かった瞬間、竿1本分ある流芯を越えて対岸に走りました。
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ここからぽつぽつ掛けていきます。流芯の垢は薄いですが、元気な魚はヘチではなく流芯の新垢を食んでいます。そして5尾目は、流心からまったく動きません。テスト中の「硬中硬」の竿を絞りますが、なかなか底流れから出てきませんね~。この魚がこの日最大の23㌢。

ある程度オトリを確保してからは、迷わず流芯を攻めます。シーズン初期の高水、薄垢で、ここまで立ち込む人はいないでしょう。見える芯の垢は薄いですが関係ありません。コンディションの良い魚は、天然、放流に関係なくド芯に入っています。この瀬を引くには、もはや「硬中硬」の限界を超えていますが、掛かるとなれば突撃あるのみ。竿でオトリをねじ込めないので、流れの隙間に滑り込ませていきます。
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ここ数年、狩野川ではなかった「ハリス切れ」や「ハリ折れ」も1回づつ発生。荒瀬でもすぐに飛びついてくるわけではないので数は伸びませんが、まさに鮎釣りらしい鮎釣り。雨が降り始めるとすぐに土砂降りとなり、水位が上がってゴミが流れ始めます。ここでカッパを着ていないこともあり、早めに竿をただんで26尾。竿のテストには最高のシチュエーションでした。

その後も断続的に雨が降って、夜半には5㌢ほど増水。日曜も朝はショボ雨です。松ヶ瀬はジャパンカップの予選で賑わっておりますが、それ以外の場所には人がおりません。荒瀬は竿抜けになっているので、昨日のような状況がどこでも見られるのか確認していきます。
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カッパを着てスタートしますが、まもなく雨が上がって蒸してきます。空が明るくなると、他の釣り人もチラホラ川に入ってきました。天気は昨日よりも良い感じですが、思ったほど掛かりませ~ん。見える範囲に釣り人が5人いますが、ほとんど(まったく)竿が曲がりません。そんな状況のところに、狩野川漁協のトラックが登場しました。005.gif

狩野川は私のホームグランドですが、解禁後の放流場面に初めて遭遇しました。入れた鮎はバケツで5杯くらいですが、15㌢クラスなのでそれなりの量です。1杯づつ10㍍くらいの範囲に分散して入れましたが、すぐに一つの団子になってしまいました。
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川を泳ぐ様は、まさに水族館のイワシボールのようです。イメージ的には中層から水面までに重なるような群れ。ヘチ側を、石裏の弛みを利用しながら少しづつ上って行きます。一つの弛みに止まる時間は、だいたい20分くらい。朝からオトリが変わっていない人の場所にその群れが入ると、オトリが浮いているので入れ掛かりになりました。

放流魚は見た目は海産蓄養のようです。その後場所移動したので最後まで確認できませんでしたが、あのペースで上ると、カミにある淵に入っておしまいという雰囲気です。放流魚は放流場所に止まるというイメージでしたが、成魚放流は思った以上に移動するのかもしれませんね。
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さて、午前中の釣果はジャスト10尾。昼を食べてから、大好物のマタケの筍を採ります。この時期になると私が必ず採るので、最近は仲間も採る人が増えてきました。今回の筍は少し細めでしたが、これから2週くらいは楽しめそう。「テニス肘」が痛むので、いつもより控えめの収穫です。
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午後からは今季初めて入る場所です。評判はあまり良くないようですが、この水位だと竿抜けばかりでしょう。午後からはそれなりに釣り人が増えましたが、なぜかこの場所は私一人。前日に比べると少し小ぶりでしたが、気持ちよく「硬中硬」の竿を絞ってくれます。
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テストなので折るつもりで竿を絞りますが、この時期の鮎は盛期のパワーはないので、荒瀬でも抜けてきます。しかし竿のベンディングカーブを撮影しようとトライすると、やはり片手では抑え切れません。撮影しようとすると徐々にのされるので、実際はもっと曲げているのですが、写真の曲がりは50%レベルです。

この日の釣果は25尾。最大は21㌢でしたが、20㌢クラスがかなり混じりました。掛かった瞬間に竿を煽られるような感触。道具仕立ては違いますが、九頭竜を髣髴させます。今年の狩野川は、久々に週末ごとに鮎の成長を実感できる年になりそうです。数は伸びませんけどね~。001.gif
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by scott1091 | 2011-06-19 20:15 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(5)

Commented by そーさん at 2011-06-20 02:30 x
TOMOさん またまた行ってましたか! しかも デカッ!!!
 北陸では10cm超を釣るのが大変なのに(^;^);
神通 庄川 手取はさっぱりビリちゃん天国!九頭竜だけがチョッコリ大きめかな? 
狩野川いいなぁ~~~:::::::
 でも 誰でも釣れなのでしょうね.......!
Commented by scott1091 at 2011-06-20 20:40
そーさん、こんばんは!
北陸地方、厳しい幕開けとなりましたね~。
でもビリ鮎天国だから、梅雨明けからは期待が持てそう。
三河川いずれも盛期になったら束釣り連発ですね、きっと!

先日の報道で全国的に有名になった浅野川。死んだ鮎のサイズがまずまずだったように見えたのですが、全て放流物ですか?もし放流物であれば、犀川も同じ金沢漁協管区なのでどうなんでしょう?両河川とも、昨年ご一緒したときにそーさんから河川名を聞いたのが初めてだったので、まったく予備知識がありません。かつて金沢観光をしたときに、「友禅流し」を見た川だったのかしら?

狩野川は誰でも釣れますよ~。もっと近ければ、厳選した20㌢アップを釣って頂けるのですが・・・。サイズが大きいということは、数が少ないということですから、北陸地方とはまったく逆で、終盤はかなり厳しくなると思います。
Commented by ariari at 2011-06-21 09:48 x
お疲れ様です、もはや23センチですか?いいサイズばかり揃ってますね、重さ的には50匹分くらいあるのでは?こちらは雨ばかりでめいってます、雨の間隙を縫ってヒラ行きましたが75が二本でした、そろそろヒラは終盤ですね。90オーバーはやはり夢となりそうです。そうそう、今年はタコが沸いてるんですよ、朝3時間ほど釣れば10キロオーバー間違いなし(笑)これも異常気象のせいでしょうかねぇ~。
Commented at 2011-06-21 20:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by scott1091 at 2011-06-22 22:04
ariariさん、こんばんは!

今年は本当に天気が悪いですね~。目下のところ梅雨の中休みというような日がありません。週末雨で釣りに行けないと平日釣行を目論むのですが、週間天気予報を見ても晴れの日がほとんどありませんがなぁ・・・。(笑)

ヒラスズキはいよいよ終盤ですね!90㌢オーバーは、来シーズンのお楽しみでしょう。半夏生のタコ、食べた~い(笑)!ariariさんはどんな魚でも漁師並に釣りますが、市場に卸されているのですか?旬の魚が食べられる環境は素晴らしいです!