日々、淡々と・・・
朝がくると日が昇り、夕方になれば日が沈む。
人生なんて、思っているより単純なものなんだよ。
ドラマの中では、「朝がくると、朝日が昇る。夕方になると、夕日が沈む。人生、それだけで充分」というセリフだったようですが、私の心には上に書いたような形で残っています。
まもなく桜が咲きます。
いつの頃からか、来年も桜が見れるだろうか?
もし見れたら、その時はどんな気持ちで見るのだろう。
そんなことを思うようになりました。
桜は毎年同じように咲くのに、見る人の気持ちで印象が変わります。
それは卒業のような人生の節目であったり、自分のおかれた境遇であったり…。
一喜一憂があるのが人生。
だからこそ、日々淡々と生きる。
今回の震災復興は、おそらく10年以上かかると思います。
この長い復興の年月を見守るためには、支える側が無理をしては続かない。
義捐金への協力はもちろんだけど、本当の復興は被災された方々が震災前に近い生活に戻れること。今回の被災地の多くは、主要産業は漁業とそれに付随する産業、そして観光です。
原発による放射能汚染が広がる一方で解消する目処はまったくつきませんが、もし一連の問題が収束して信頼できる安全宣言がなされるならば、この地方の物産品を差別なく買う。旅館やホテルが開業にこぎつけたら、自然体で訪れる。
被災地の映像が連日放映されますが、1カ月もすれば番組は通常に戻り、5年後にはほとんど触れられることもなくなるでしょう。そして記憶は、過去のものとなり風化する。おそらく原発の問題もしかり…。
でもこの時点で被災地は、まだ復興の途上にすぎません。
だからこそ気負わずに、日々淡々と…。
この記憶を風化させることなく、ずっと思い続ける。
そして安全が担保されたら、同じ商品ならこの地方の物を選んで買おうと思う。
私にできる長期的な支援(応援)は、これくらいしかできないのだから…。
by scott1091 | 2011-03-20 08:13 | Comments(0)