一番重要なのは「4.タビ」?/九頭竜遠征3回目

今シーズン、3回目の九頭竜遠征です。

今回も金曜の早朝から現地入りです。同じタイミングで休暇を取得している方がいるので、今回も賑やかな釣行になりそうです。

まずはいつものとおり、「もりいし釣具店」に行きます。ここで皆さんと合流して、それぞれお目当ての場所に分かれます。とりあえず昼食の集合場所は決めておきますが、「入れ掛かりで昼飯どころではない!」という方は、自分の場所で釣りを続行です(←あまりいませんけど…023.gif)。

今回のメンバーは、Waraさん、乾坤一擲さん、マルパパさん、そして午後からEgaoさんが加わります。今回の川の状態は、週末アングラーにとっては解禁後初めての平水。どこでも竿が挿せるので、場荒れもありそうです。場所によっては垢腐れも進み、アオノロが生えている石も散見されます。
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先週は水深のある場所はあまりよくなかったですが、これだけ垢付きが進むと、水深のある流芯が期待できそうです。ということで、そのような場所から竿を出します。時間は8時少し前。すぐには掛かってこないので、焦らずじっくり粘ります。竿は「龍芯竿」で錘は4号です。

一般的な釣り人なら、3号でも十分に入る流れですが、私の場合は人よりも重たい錘を使い、竿の角度は狩野川とほとんど変りません。引き釣り泳がせのスタイルもほとんど同じなので、見ている人はほとんど引いていないように感じると思います。

底石で発生する流れの強弱により、重たい錘は沈み過ぎたりしますが、これは竿の角度で適宜調整します。沈みすぎる場合は錘を吊り上げるようにし、この状態でオトリの泳ぎ具合(おちつき)を竿で感じながら、底石のどこにオトリがいるのかを判断します。

そして「ここだー!」というポイントで止めて待つと、通常は「ガッツーン!」とくるわけですが、これで掛からない場合は奥義「縦の誘い」を入れます。人よりも重たい錘を使うのは、この誘いのときにオトリが流されてしまうのを防ぐのと、しっかりとオトリに上下動を与えるのが目的です。私の錘とオトリの距離が近いのは、この奥義も一つの要因です。
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もちろんこの手の釣りは背バリに軍配が上がりますが、九頭竜では錘を使わないと攻められない場所もあるし、背バリで入っても効率的でない場所が多い。もちろん背バリで効率的に攻められるなら、私は絶対に背バリ派ではあります。しかし超高感度の「龍芯竿」が完成して、自分の中で「背バリ」と「錘」の距離感がだいぶ縮まったように思います。006.gif

さてだいぶ話がそれてしまいましたが、この週末の話に戻しましょう。今年の九頭竜は怒涛の入れ掛かりというパターンがないので、鮎が付いているであろう石や石組みを、一つ一つ丹念に探っていきます。

こんな感じで午前の部は37尾。食事と雑談で2時間ほど休憩し、午後の部を開始します。私は午前中で一通り釣っているので、午後は鮎が動きやすい場所に入ります。この時期は石垢の成長も早いので、鮎を抜いた石は色が曇ってきますが、逆に鮎が挿してきた場所は石が光り出します。そんな場所を釣って午後は22尾。合計59尾で、最大は24㌢でした。
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↑初日の釣果は59尾

この日は川から上がると同時に、雷をともなった激しい夕立に見舞われます。車中泊組は川原で焼肉パーティを企画しておりましたが、それどころではなくなってしまいました。雨も上がらないので、車の中で食事するのは寂しいので、フナヤさんの駐車場で車中泊するのを前提に、またまた「カルビ大将」へGO~!私はチェックインしてから傘を差して合流です。

鮎釣りは車の運転があるので、今回のように一緒に飲む機会はほとんどありません。そんなこともあって、夜に相応しい話題も事欠かず(?)、また皆様釣師のせっかちな性格全開で、良いポイントを釣り下るがごとく焼肉も飲み物も進み…。あっという間に福井の夜は更けていきました。008.gif

さて翌日はさらにメンバーが増えて、OKUちゃんとその友人、乾坤一擲さん、マルパパさん、Egaoさんとご一緒します。さすがに土曜とあって、どこも混雑しております。同じ場所に駐車して、それぞれ思い思いのポイントを目指します。しかし前日の夕立による影響か、午前中はどこも渋い。私は午前の部は24尾で、今シーズンでは一番厳しい釣況でした。
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皆さんも似たり寄ったりの状況なので、ゆっくりと休憩して夕方の追いに期待します。午後も人は多いですが、午前中に竿が曲らなかった場所が、ぽっかりと空いています。私はその場所に入りました。狙い通り飽きない程度にポツポツ掛かり、いよいよ待っていた地合いです。久々に九頭竜らしい「狂い追い」があり、午後はいつもより30分残業して34尾。合計で58尾で、最大は23㌢でした。
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↑二日目の釣果は58尾

そして早くも最終日です。皆さん「疲れた~」などと言っておりますが、一人が着替え始めると豹変します。この日は、日曜日の男ひじきさん、マルパパさん、Egaoさんとご一緒します。私とマルパパさんは高速の渋滞があるので、午前中のみの釣りです。

この日も川は混雑しています。とっかえひっかえ周りの釣り人が移動しますが、私は竿を出してよかったと思える、痺れるような当たりが出そうな流れを攻めます。そしてそんな当たりを楽しみながら、気の置けない仲間と楽しい時間を過ごしました。この日は25尾で、最大は24㌢でした。
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これで終わってしまったら、今回のタイトルが意味不明ですよね~。意図したものではなかったのですが、前回のブログで盛り上がった「1.場所、2.腕、3.道具(竿)」ですが、今回の遠征でも休憩中にこの話題で結構盛り上がりました。

そんな話の中で、午前中タビを貸して自分は古いタビを履いたOKUさんから、「4.タビ」という話が出てさらに盛り上がります。話のきっかけは、立ち込んだときに滑って踏ん張りが利かないというものだったのですが、そこから滑った瞬間に鮎が掛かるという話に展開。003.gif
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皆さん同じような経験があるので、九頭竜は「4-2の順番か~」となった訳です。しかし本当のところは、「足元をしかり固めないと危険だ!」という主旨ですから、これを読まれた方は決して誤解をなされませぬように!故意に滑っても掛かりませんから~。037.gif

タビはフェルトにステンレスのビスを打つのも有効ですが、重要なのはフェルトが新しいこと。古いタビは体重でフェルトが圧縮されて硬くなるので、新しいときのような摩擦が得られません。怪我をしないためにも、フェルトは早めに交換することをお勧め致します。
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↑三日目の釣果は午前中上がりで25尾

by scott1091 | 2010-08-08 20:57 | 鮎釣り/九頭竜川、神通川他 | Comments(16)

Commented by しげっさん at 2010-08-08 23:59 x
TOMOさん

何時も見ているだけですが、上手な方とお話が出来ればと・・・下手な自分ですが勇気をだして初めて書き込みますがお許しください。

川でお会いできたら、お話をお聞かせください。




Commented by scott1091 at 2010-08-09 22:47
しげっさん、はじめまして。

釣りは上手い下手には関係なく、それぞれのステップで同じような楽しみがあります。いくら経験を積んでも新たな発見がありますし、切り口だけを見れば初心者から学ぶこともありますものね。

気持ちは永遠の初心者。これが同じ情熱を持ち続ける原動力だと思っています。お会いする機会があれば、よろしくお願い致します。
Commented by ヒデV at 2010-08-09 23:33 x
お久しぶりです。
相変わらずの凄い釣果ですね。
やはり川でのおとりの泳ぎのイメージが違うのでしょうか?
最近、掛かりそうな感じを受けることがないのは鈍感になったのかな(笑)
相変わらず難しいですが、それだけのめり込める釣りですね、友釣りは!
Commented by マルパパ at 2010-08-10 08:48 x
TOMOさん おはようございます 
今回も、大変お世話になりました。
毎回、間近でTOMOさんの釣りを見させていただけるのは、私にとっては、すばらしい体験です。 この歳になっても、もう少しとか、この次ぎこそはと、燃えております。またご一緒お願いします。
Commented by 乾坤一擲 at 2010-08-10 08:58 x
「底石で発生する流れの強弱」
「竿の角度で適宜調整」
「どこにオトリがいるのかを判断」
「縦の誘い」・・・っと
ROMらないと 今夜の酒で忘れてしまう(^^;)

TOMOさん、おはようございます
 先日はお邪魔いたしましたm(_ _)m

 土曜午後からの予定を遥かに上回る追い上げはビックリです。
 怒濤の入れ掛かりを演じられたのですね

 また機会がありましたらご一緒ください。
Commented by scott1091 at 2010-08-10 20:30
ヒデVさん、お久しぶりです!
釣行の様子はブログで拝見しております。

イメージ通りにオトリが操作できているかは不明(笑)ですが、狙った場所で掛かると「やったー」と思いますよね!いわゆる「掛かった」ではなく、「掛けた」という感じです。私の場合はたまたま数が伸びているだけですが…。(^-^;アセアセ

流れやオトリの大きさで、私は竿を6本(*)使い分けているので、どこでも同じような感覚で攻めることができるのが、少なからず影響しているのかもしれません。

(*)征龍竿EM、急龍竿Ⅱ、龍星☆竿、競龍竿、SLⅡ、龍芯竿
Commented by scott1091 at 2010-08-10 20:32
マルパパさん、先日はお疲れ様でした!

狩野川での修行が、九頭竜の釣果に如実に現れてきましたね。流れの規模や釣り方が違っても、鮎の行動にはある程度共通性があります。「朝瀬、昼瀞、夕上り」はご存知の通りですが、眼で石色や食んでいる鮎を直接確認することは必須ですし、第六感(?)で鮎の活性を感じるのも重要です。

私もマルパパさんと同じように、少しでも上達できるよう頑張ります!
Commented by scott1091 at 2010-08-10 20:35
乾坤一擲さん、先日はお疲れ様でした。
ほーら、午後も一緒にやればよかったでしょ~。(笑)

最近あまり技術的なことを書いていないので、少しだけ触れておきました。なかでも「どこにオトリがいるのかを判断」することが重要です。あの波立ちの石に入ったというレベルは誰でもわかるので、その石のどこに、そしてオトリがその場所でどのような状態なのかを感じて、操作することが肝要です。

得られる情報は全て竿を通じてきますので、私にとっては竿の感度がもっとも重要です。またご一緒する機会がありましたら、よろしくお願いします。
Commented by きゃぷてん♪ at 2010-08-10 21:15 x
また、一人だけ悪いことしてるんですね~(笑)
『モミ』ですか!反対かと思ってました!私は『横』なんですが、いわゆる上流域でうまくできません、全く。。。タマの件は見ていて分かります。今年は詳細に暴露して頂いているので分かりやすいですが、Qちゃんでなく、狩野川で釣りを見たときは衝撃でしたよ~。おかげさまで、いろいろと急激に見えてきたことができました。一度はQちゃんでもご一緒できればと思いますが、なかなか神様は簡単には許してくれないようです。でも、はやく行きたいですわ~。
Commented by ヘルニア at 2010-08-11 16:00 x
こんにちは~ 私も8日~10日の三日間
御盆休みの釣行を楽しんで来ました~ 

2日目のポイント・・・日曜日の夕方釣れなかった訳が分かりました 笑
皆さんの感想はどんな感じでしたでしょうか。

〇父さんの立ち位置が、今回良かったです。
いつもは、もう竿1本前なんですが、小型が多く苦労しています。

いよいよ後半戦、好釣果楽しみにしてますね~
次回はぜひ私も、仲間に入れて下さい。

追伸 オモリ4号・・・次回挑戦してみます。





Commented by scott1091 at 2010-08-11 21:37
よっちきさん、こんばんは。

予選を安定的に抜けるためには、体得しなければならないことがまだ沢山あります。しかしこれらのほとんどの部分は、言葉では表現できません。また近くで釣りを見ても、竿の操作と一緒に水中のオトリが見れない限り、これまた完全なブラックボックスです。

私はよく第六感(sixth sense)という言葉を使いますが、これが一番言い当てていると思います。野鮎が反応するオトリの動きをどのように演出するかは、人によって異なる。すなわち身長、腕の長さ、使っている道具が異なると、もっとも正確にオトリをコントロールできる竿の角度や操作帯が変ってくるし、そもそも潜在的な体のリズムが人によって異なります。

したがって高いレベルでは第六巻が勝っていないと、模倣だけではその人を超えることができません。毎回書いていますが、常に目的を持って川に入り経験を積むこと。また家族との生活を両立することも重要ですよ~。私が釣りを心底楽しめるのは、帰ると笑顔で迎えてくれる家族の存在が大きいです!
Commented by scott1091 at 2010-08-11 21:39
ヘルニアさん、こんばんは!

5日の夕方谷口に入った方が、2時間で20~23㌢を20尾。大会エリアなので連絡しようかと思いましたが、下見に入っているので迷いが出るといけないのでやめました。電話した方がよかったでしょうか?(笑)

この二週は、私もウエットを着ていませんよー。この暑さだとウエットを着たら、飲み物を持って行かないと午前中だけでも熱中症になってしまいそうですから…。もちろん安全面を考慮して、危ない場所には立ち込まないようにしております。

>2日目のポイント・・・日曜日の夕方釣れなかった訳が分かりました 笑
たぶんその日の午前中、凄腕の人が入ったに違いありません。私ではありませんよ!(笑)

>追伸 オモリ4号・・・次回挑戦してみます。
あの竿では、根掛かり連発で泣きたくなると思います。
こんどは飲める体制で、「焼肉パーティ」に参加してくださいね!
Commented by ヘルニア at 2010-08-12 12:16 x
御盆休み中で お暇ですので 再コメ スミマセ~ン!
2時間で20匹・・・サイズに驚きました。 ビックリ!
次回 詳細を教えて下さいね~ 

凄腕の方も、釣り方指南を御願いします。
Commented by scott1091 at 2010-08-12 20:32
ヘルニアさん、こんばんは!
お盆休みは、台風でゆっくりとご自宅ですか?

「谷口~高橋砂利」は流れに変化がないので、釣れるスジを見つけるのは大変です。ましてや大会となれば思ったように動くことができないので、入る場所に目星をつけておかなければなりません。その意味で、シード選手は予選の状況をくまなく見ることができるので、凄いアドバンテージなんですよ~。

迷ったら送電線下で、流れや水深に変化のある場所。経験的に、これは流れに変化が少なく大きな川ほど有効だと思っています。もちろん常に期待できるわけではありませんが…。電磁波による影響云々という説もありますが、個人的には釣れる場所を探っていく上で、送電線がマーカーとしての役目を果たすのも大きいと思っています。

私も凄腕の方に教えてほしいぞぉー。(笑)
Commented by ariari at 2010-08-12 22:09 x
お疲れ様でした、やはり金曜はTOMOさんの半分釣るのに必死こいてました。。。なかなか難しいですねぇ。あまりに悔しいので老体に鞭打ち月曜も行き、何とか納得できる釣りが出来ました。次回お会いできた時はよろしければご一緒させてください。
Commented by scott1091 at 2010-08-13 20:26
ariariさん、こんばんは!
月曜に納得できる釣りができてよかったですね。(^-^)∠※PAN!

>老体に鞭打ち
お見受けした感じでは、私と同じ歳くらいのようでしたが…。e(^。^)g_ファイト!!
九頭竜は体力も必要なので、気力の続く限りガンガン行きましょう!

また見かけたら、気軽に声を掛けてくださいませ。(^o⌒*)/