天気に恵まれなかった第二週!

この週末はともかく寒かった!007.gif

土曜日は降っても霧雨程度だったのが救いではありますが、すっごく風が冷たいのです。シャツを2枚重ね着して、レインウエアーも襟までしっかり閉め、その上にベストを着込むような状況です。な~んか、木枯らしが吹いている中で釣りをしているみたい。

鮎釣りといえばコンビニ弁当の「素麺」や「冷やし中華」が定番ですが、この週末は皆さんカップラーメンに手が伸びます。温かいものを食べた後は、焚き火で暖をとります。こんな状況なので、鮎の追いも悪いし、釣り人の活性はもっと低い。

土曜日は初めてflymotoさんとご一緒しましたが、解説しながらバンバン掛けるはずが、まったくもっての体たらく。午前中ある程度レクチャーしてから、午後はflymotoさんには追いの良い「静岡2系」が付いている場所に入ってもらいます。
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そして私はせっかくご一緒したので、お土産を確保しなければなりません。天然はまだ塩焼きサイズには成長していないので、塩焼き用の放流物と空揚げ用の天然物をポイントごとに釣り分けていきます。しか~し、残念ながらこの日はプチ地合いもなし。16時上がりで24尾で終了です。

そして翌日の日曜は風もあって、さらに厳しい状況です。時折空が明るくなると太陽の温もりを感じますが、冷たい風が吹けば一瞬にして帳消し。この日も前日と同じく最高気温は17℃前後ですが、冷たい風により体感温度は10℃以下。当然、川の水の方が温かく感じます。

こんな天気なので、釣り人はまばら。午前と午後それぞれ3時間づつ違う場所を釣りますが、型のよい稚魚放流物を拾いきれません。試し釣りの後に漁協が入れた魚は「静岡2系」ではなかったようで、この日は普通の人工産が2尾混じりました。

現在の狩野川本流の状態ですが、かなりアオノロが繁茂してオトリやラインに絡む状況です。石垢の状態はヘチは悪くありませんが、アオノロに覆われる面積が広がっています。流芯はアオノロは少ないですが、肝心の垢付きが進んでおりません。
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このアオノロの正体は糸状緑藻類の「カワシオグサ」ですが、一度付いてしまうと多少水が出ても飛ばないので、水温が上昇して自然減少するまで我慢せざるを得ません。アオノロが増える原因は、「水の富栄養化」や「流れによる撹乱の減少」と言われています。

しかし狩野川はダムはありませんし、流域の下水道整備状況からしても、ここ数年ひどくなった原因が見当たりません。過去の文献などを読むと、いずれにも該当しないのに同じ山を源流にもつ二河川に、ほぼ同時にカワシオグサが大量発生したケースがありました。

この文献でも原因は特定されておりませんが、山の荒廃によるものではないかとされています。伊豆の山々も高度経済成長期に手当たりしだい植林され、担い手不足で間引きや枝打ちなどの手入れがなされていない山が多い。下草や低木が生えない暗い森と、勢力を広げる竹林。増えすぎたシカによる自然木の食害など。これらが少なからず影響しているのかもしれません。

最近は西伊豆で、大々的に植林を伐採しているのを見かけるので、伐採後自然林に戻されれば、花粉症患者も減るでしょうし、50年後の釣り人はアオノロに悩まされることはなくなるかもしれませんね!
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ちなみに放流河川で、切れて流れるカワシオグサを中層でパクつく鮎を見かけますが、鮎の消化器官ではほとんど消化されません。したがって初期のアオノロの繁茂は、餌場の減少という点で、鮎の生育に大きな影響を与えます。ご参考まで!

さてだいぶ話がそれてしまいましたが、この日の釣果は27尾。
条件が悪いとはいえ、もう少し頑張りたいところです。042.gif

by scott1091 | 2010-05-30 20:36 | 鮎釣り/狩野川他 | Comments(7)

Commented by flymoto at 2010-05-31 22:08
TOMOさん今晩は、先日はすっかりお世話になりありがとうございました。
土曜日はアドバイスをいただき、良い場所に入らしていただいても4匹しか掛けることができず最後にはロッドの破損。。。お恥ずかしい限りです。いままではあまりにも雑で大雑把に囮を扱い、適当に囮を泳がせ、そんな中でたまたま追ってきた魚が運よく掛っていたんだと痛感しました。

また是非ご一緒させていただく気機会がありましたらお願いできればとおもいます、ありがとうございました。
Commented by scott1091 at 2010-05-31 22:51
flymotoさん、土曜はお疲れ様でした。

かなり多くのことを一気にお話ししたので、少し混乱されたのではないかと思います。一番の肝は、川、すなわち流れの構造を知ることです。ウエットを流すときも同じですが、表層と底層では流れの速度が違いますし、石の頭と後ろで起こる乱流もまったく異なります。これらを正確に把握することで、どんなに流れがきつい場所でも、オトリ鮎を底層流に入れる隙間が見つかります。

今回は厳しい条件でしたが、これに懲りず頑張ってくださいよ~。また機会があれば、ご一緒しましょう。
Commented at 2010-06-01 11:56
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by きゃぷてん♪ at 2010-06-01 18:37 x
もう、アオノロが繁茂してるの???上記のような説明だと今後がどうなるものやら…しかし、鮎釣り!?ってくらい寒いですね。今年はちゃんとした夏がやってくるのでしょうか?ともあれ、やっと鮎ちゃんに会えました。しっかり修正して、またリベンジに頑張ります!
Commented by scott1091 at 2010-06-01 20:44
よっちきさん、こんばんは!

ブログ拝見しました。厳しい条件にも関わらず、20尾の釣果は立派ではありませんか。それにしても、今年は一向に暖かくなりませんね~。今日も最高の天気ではありましたが、朝夕は肌寒くてとても短パンTシャツでは過ごせません。

アオノロについては、この3年くらい水温の低いこの時期に繁茂しています。九頭竜も早い時期に行くと見られますが、他の河川と同様に、水温の上昇とともに切れて流れてしまうようです。

Commented by 太ハリスの新ちゃん at 2010-06-04 13:35 x
こんにちは。
昨日は松ヶ瀬で大会でしたが予選落ちでした。
征龍竿を使っている池島君の姿を見ましたが、2開戦には進めなかったようです。

大会中に長年使用してた竿を折っちゃいまして、メーカーには部品ストックが無いようです。
思い切って、とっても気になっていた新しい征龍竿を購入しようかと。。
フナヤさんのHP除いたら在庫があるようです。

狩野川の天然がまともなサイズになりましたら、ご一緒させてください。
Commented by scott1091 at 2010-06-04 20:17
太ハリスの新ちゃん、こんばんは!

大会出場、お疲れ様でした。一つのエリアに大人数が割り当てられる予選だと、レベルが拮抗していると「くじ運」も大きく影響するので、致し方ない面もあります。狭くてもエリアを分けて、マンツーマン方式の入れ替え戦となれば、展開も変わってきますが。

大切に使っていた竿の折損、残念です。パーツ在庫がメーカーに無いとのことですが、2番であれば後継モデルでも合致しそうな気がします。一度メーカーに問い合わせてみてはいかがですか?リミプロとなると、2番でもすごく高額ですけど…。(汗)

店頭に行って予約した友人の話では、「征龍竿EM」は残り3本の内の1本だった由。最終ロットのメーカー上がりは、今週末とのことでした。ご参考まで。

機会がありましたら、一度ご一緒しましょう!